はじめに
「カラダがかゆい…」
サンナナサロンでは痒みに悩んでいるお客様の原因を探るために、
「朝からコーヒーを飲んでいますか?」と質問することがあります。
自販機の缶コーヒーやコンビニのインスタントコーヒーなど…
朝からコーヒーを飲むのが日課になっている人は、肌の痒みに悩んでいる場合が多いんです。
そこで今回は、、
⚫︎朝からコーヒーを飲む人が「かゆみ体質」になりやすい理由
についてお伝えしていこうと思います。
前田晴代
この記事を監修しました!
前田晴代です(^^)
■ この記事を監修いただいた専門家
前田晴代さん
体質改善専門店サンナナサロン®︎ プロデューサー/株式会社MEETSHOP 代表取締役
大阪淀屋橋に開業した37SALON(サンナナサロン)は広告宣伝費ゼロで顧客リピート率は93%を維持。 2021年には体質改善に特化した新ブランドOR THIS ONE(オアディスワン)をスタート。現在はその独自のヘルスケアプログラムを全国に広めている。
2019年度大阪トップランナー事業認定。2019年理化学研究所ヘルスケアビジコンファイナリスト。2020年池田泉州銀行ニュービジネス助成金大賞受賞。
朝コーヒーを飲む人の特徴
それではまず、なぜ朝からコーヒーを飲みたくなるのか?簡単にお伝えしますね。
みなさんきっと「朝の目覚めをよくするため」にコーヒーを飲んでいるのではないでしょうか。
こちらの記事にありますように、、
コーヒーに含まれるカフェインには血圧を上げることでカラダを起こす効果があります。
【エビデンス簡単まとめ】
⚫︎人によってはカフェインの摂取は血圧を上げる可能生がある
ただ、実は「朝に血圧を上げる」働きはもともとカラダに備わっているんです!
その働きをするのが【コルチゾール】という物質です。
初めて聞く単語ですよね。笑
コルチゾールは朝方に分泌される物質で、、
①朝に血圧をあげて起きる準備をする
②炎症を抑える
このような働きがあります。
「①朝に血圧をあげて起きる準備をする」
という働きがあるので、コルチゾールが分泌していれば朝から自然と血圧が上がります。
反対に…コルチゾールの分泌が少ないと血圧が上がりません。
「朝の目覚めが悪いからコーヒーを飲む」
この行動は、コルチゾールの分泌が少ないからコーヒーで血圧を上げて目覚めようとしていると考えられます。
【エビデンスまとめ】
⚫︎コルチゾールは朝たくさん作られて、夜は分泌量が低下する
痒み体質にもコルチゾールが関係している
コルチゾールには「②炎症を抑える」という働きもあります。
みなさん「ステロイド」という薬を知っていますか?
肌の痒みを抑える働きがあり多くの皮膚用の薬に配合されているものなのですが、、
コルチゾールにはこのステロイドと同じ働きがあるんです!
コルチコステロイドは、コルチゾール(またはコルチゾン)と同じ作用をもつように合成されたもの
<ベトネベートN軟膏AS/Amazonより>
ステロイド:皮膚に塗って痒みを抑える
コルチゾール:カラダの内側から痒みを抑える
コルチゾールはカラダの中に常備されてる皮膚のお薬ってイメージです。
なので、、
コルチゾールの分泌が少ないと炎症を抑えられず肌が痒くなってしまいます。
このことから、、
「朝血糖値が上がらずコーヒーを飲む」「肌が痒くなりやすい」
二つともコルチゾールの分泌が少ないことが関係しているといえます。
コルチゾールを分泌するための方法
コルチゾールの分泌が十分に行えないと、
①血圧が上がらない
→朝の目覚めがわるくなる
②炎症を抑えられない
→肌が痒くなる
こんなことが起こってしまいます。
ではコルチゾールの分泌を増やすためにはどうすればいいのでしょうか?
それは、、「副腎(ふくじん)」という臓器を守ることです。
実はコルチゾールをつくっているのがこの副腎です。
副腎を元気にすることでしっかりコルチゾールをつくってもらおう!という作戦ですね。
副腎を元気にする方法は2つ!
1.リラックスして眠る
一つ目は、リラックスして眠る です。
副腎はストレスから身を守るという働きがあります。
ストレスをうけると仕事が多くてヘトヘトになってしまうんです。
そこで大切なのが自律神経をしっかり整えてあげること!
自律神経と副腎はニコイチの関係なので、どちらかが調子を崩すともう片方も調子が悪くなってしまいます。
自律神経を整える一番の方法がリラックスして眠ることです。
⚫︎リラックスした状態(=副交感神経優位)で眠る
↓
⚫︎自律神経がととのう
↓
⚫︎副腎が元気になる
リラックスして眠るために寝る前の刺激を避けるといいです。
×スマホのブルーライト
→寝る15分前にスマホをとじる
×シャワーだけで済ませる
→できるだけ湯船に浸かる
こういったことを心がけてみてください♪
2.「ビタミンC」「パントテン酸」をとる
二つ目は、副腎を元気にする栄養素「ビタミンC」「パントテン酸」をとることです。
ビタミンC:果物、緑黄色野菜
パントテン酸:肉、きのこ、魚、豆類
ビタミンCといえばフルーツのイメージですが、実は野菜にも多く含まれています♪
またパントテン酸はさまざまな食材に含まれていますので、いろんな種類のおかずを食べるよう心がけてください。
まとめ
毎朝カラダを起こすために缶コーヒーを飲んでいる!という人は、、
朝の血圧をあげる【コルチゾール】の分泌が少ないのかもしれません。
コルチゾールには他にも「炎症を抑える」という働きがあります。(肌の痒みを抑えるステロイドと同じ働き)
ですので、、
コルチゾールがしっかり分泌できていないと肌が痒くなりやすい!
これを解消するために、
①リラックスする時間を増やす
②「ビタミンC」「パントテン酸」をとる
副腎を元気にする2つの方法を実践してみてください。