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「日本でいちばん美味しい雑穀米は?」日本中を探してたどり着いたのは和歌山の伝説的な生産者さんだった。彼が作る無農薬&無肥料の「黒米(くろまい)」の秘密に迫ってみた。

「日本でいちばん美味しい雑穀米は?」日本中を探してたどり着いたのは和歌山の伝説的な生産者さんだった。彼が作る無農薬&無肥料の「黒米(くろまい)」の秘密に迫ってみた。

はじめに

 

「おすすめの雑穀米を教えてくださいー!」


そんな質問をお客様からいただくことが最近とても増えています。 雑穀米って…流行っているの??


最初はそんな疑問を持ちました。ところが調べてみると雑穀米はちょっとしたブームになっている。いや…ブームが大爆発する寸前という感じ。


だったら!日本中から雑穀米を取り寄せて調べてみよう!


30社以上から取り寄せた雑穀米のなかでダントツ一番に美味しかったのが和歌山の「かたやま農園」さんの「黒米(くろまい)」でした。


とにかく、味が濃い。


とにかく、旨味が深い。


とにかく、美味しい。


そんな「黒米(くろまい)」の秘密に迫るべく!

 

「かたやま農園」主宰の片山篤さんに直接にお話をうかがってきました。

  • 片山篤さん

    片山篤さん

    無農薬・無肥料栽培で日本全国的に有名な「株式会社かたやま農園」代表取締役。片山さんのお人柄を慕って日本全国から有機栽培をこころざす若者たちが集まる。そりゃ慕われるやろう〜っていう魅力のかたまりのような人。

  • 前田晴代

    前田晴代

    体質改善ブランド「オアディスワン」プロデューサー。日本一の雑穀米って誰が作っているんだろう?っていう素朴な疑問からスタート。あれよあれよと…和歌山県さんに片山さんをご紹介いただきました。

22年間ずっと農業の「外」にいたからこそ見える現実。農業はもっと進化しなきゃいけない。

前田

この前に片山さんから伺ったお話が面白すぎて!

 

また来ちゃいました(笑)

片山さん

この前って…(苦笑)

 

今日が4月9日の日曜。前田さんと初めて会ったのって5日の水曜ですよね。

 

まだ4日しか経っていないじゃないですか(笑)

どんだけフットワークの軽い人なんですか(笑)

 

でも嬉しいです。そんな風に興味を持っていただいて。

「株式会社かたやま農園」代表取締役の片山さんとオアディスワンの前田晴代が農業について話しているイメージ

前田

私たちは体質改善を日本全国の皆さんに通販でお届けするオアディスワンっていうブランドをやっています。

夜にぐっすり眠れない、とか…

 

夕方に眠くなって仕事どころじゃない、とか…

 

空気を食べても太ってしまう、とか…

 

更年期がしんどくてしんどくて、とか…

 

皆さんいろんな体質の悩みを抱えておられます。

で、そんなお客様の体質のことを考えると、、、

 

やっぱ大切なのは『食』だよね。ってなるんです。

片山さん

そうなりますよね(笑)

前田

はい。

 

で、、、

 

「オアディスワンさんが選んだ納得のいく食材を買いたいんです」っておっしゃるお客様が増えてきて。

そこで!

 

じゃあ、私たちのオアディスワンが納得のいく『食』っていうのを探そうじゃないか!ってなったんです。

「株式会社かたやま農園」代表取締役の片山さんとオアディスワンの前田晴代が黒米について話しているイメージ

片山さん

そうそう。

 

和歌山県の職員さんがいきなり連絡してきて。

 

会いたい人がいるんで会ってくれますか?って(笑)

最初は「どこのお姉ちゃんが会いに来るんだ?」って思いましたよ(笑)

前田

突然押しかけてしまってすみません(汗)

片山さん

まさに突撃されました(笑)

前田

でも、恥も外聞もなく、押しかけて本当に良かった!

 

片山さんのお話は、、、ほんと、目から鱗でした。

片山さん

褒めすぎです(笑)

「株式会社かたやま農園」代表取締役の片山さんとオアディスワンの前田晴代が黒米について話しているイメージ

片山さん

でも、、、

 

前田さんは私に会う前に日本中から黒米を取り寄せて自分でちゃんと調べていくれていました。

 

片山農園の黒米も炊き方をいろいろ工夫して美味しい食べ方を研究してくれていた。

あ〜このお姉ちゃんは本気なんだな。って思いました(笑)

前田

片山さんの作る黒米はまじで美味しい。

 

日本中から取り寄せまくって全部試しました。

どこから話をしてもらおうかな(汗)

 

片山さんってずっと農家をされていた訳じゃないんですよね?

片山さん

そうです。

 

22年間ずっと営業の仕事をしていました。

 

小学生の夢が「農家になること」だったんです。一年発起して!22年間勤めた会社を辞めてゼロからスタート。農家になりました。

前田

なるほどです。

 

片山さんとお話ししていると「売り方」とか「見せ方」とかのアイデアが普通の農家さんと違うなあ、って感じるんですよね。

 

営業の感覚が土台にあるせいか…「農業」というものに対する考え方も独特。

きっと前職でも優秀な営業職だったはず(笑)

和歌山で黒米をつくっている「株式会社かたやま農園」代表取締役の片山さんのイメージ

片山さん

ありがとうございます(汗)

 

前職で一つの会社で22年間ずっと勤めたのは自分の誇りですね。最後は営業所長をやっていました。

前田

優秀だったことは話せば分かります(笑)

片山さん

そういう外からの視点があるせいか、、、

 

「こうであればいいのになあ」

 

って思うんですよね。

 

現在の日本の農業そのものの問題点を解決するようなことができれば!と思っています。

前田

外からの視点を持っているからこそ気づく。っていうことですね。

「株式会社かたやま農園」代表取締役の片山さんとオアディスワンの前田晴代が農業について話しているイメージ

片山さん

前田さんのおっしゃるように『食』は私たちの基本だと思うんです。

 

だったら『食』を生産する農家がもっともっと進化してもいいと思うんです。

子供たちが安心して食べることができるものをお届けしたいと思いますし、新規就農する若い世代がもっと増えればいいと思います。

 

そのためには「農家」っていう職業がもっと儲かる職業になる必要があると思っています。

前田

そうですよね。

 

どんな素晴らしい活動もちゃんと儲からなければ継続できない。

 

その辺りのバランス感覚、片山さんのこれまでのキャリアと関係しているんだろうなあ、と思います。

 

中国古来から薬膳として重宝されていた「黒米(くろまい)」が貧血改善にいい理由

前田

片山さんが作る「黒米(くろまい)」は、農薬散布なし、除草剤の散布もなし、肥料もなし。

最初聞いたときは、、、

 

「え!そんな作り方ってできるの?!」

 

って思いました。

片山さん

はい、できます。ちゃんと(笑)

 

加えて、、、

 

天日干しで黒米の味をしっかり凝縮させています。

前田

私が「黒米(くろまい)」に興味を持ったのは、、、

 

黒米がポリフェノールの抗酸化力が抜群に高くって、おまけにミネラル分も食物繊維も豊富に含まれていることです。

片山さん

初めて会ったとき、前田さんがめちゃくちゃ詳しいのでビックリしました(笑)

「株式会社かたやま農園」の黒米のイメージ

「株式会社かたやま農園」の黒米のイメージ

片山さん

黒米は「古代米(こだいまい)」とも呼ばれています。

 

玄米の外側の色が黒いことが名前の由来です。

 

前田さんおっしゃるように、ポリフェノールの一種であるアントシアン系の紫黒系色素を多く含んだ米です。

黒米は、古くから祝の米として珍重されてきました。

 

中国では明の時代から滋養強壮に優れています。造血作用や髪を黒くする働きがあるという記述もあります。薬膳料理にも多く使われています。

前田

造血作用!

 

なるほどです。

 

黒米はタンパク質が豊富なんですよね。タンパク質は血液の中の赤血球(ヘモグロビン)の材料。

 

きっと血液の材料であるタンパク質がたくさん摂れるってことなんでしょうね。

片山さん

おお(笑) プロの意見(笑)

前田

そんな黒米を片山さんは「無農薬」「無肥料」で育てておられるんですよね。

片山さん

はい。

 

黒米に限らず、農薬を極力使用しないのが私の農法の特徴です。自然の力を最大限に活かすことを心掛けています。

前田

そんな片山さんのノウハウを求めて、、、

 

日本中から自然栽培を志す若者たちが教えを乞いに集まってくる。

片山さん

そうですね。

 

先ほどもお話ししたように、新規就農する若い世代がもっと増えれば、と思っています。

 

私たちが食べている野菜の味は「肥料の味」でほとんどが構成されている!?

前田

片山さんの田んぼに来て驚いたことがあります。

 

れんげの花がたくさん!咲いているんです。

考えたら、、、

 

ここ10年くらいで、れんげの花、って見なくなったなあと。

和歌山のかたやま農園に咲いている蓮花の花のイメージ

片山さん

私の田んぼや畑には肥料た農薬を使っていませんからね。

れんげだけじゃないです。

 

水路にはタニシやシジミがいますし、秋になればトンボも飛びます。

前田

そう言えば、、、

 

トンボやモンシロチョウって見なくなったなあ。。。

前田

片山さんはなぜ?

 

「無肥料」「無農薬」にこだわっているんですか?

片山さん

こだわっているというか…

 

「当たり前」のことを「当たり前」に戻せばいいと思っているからです。

前田

というと…

 

肥料や農薬は当たり前ではない?

「株式会社かたやま農園」代表取締役の片山さんのイメージ

片山さん

考えてみて下さい。

 

私たち人間なんかと比べて、植物や農作物は、ぜんぜん昔から存在しているんです。

 

それこそ4億年前から存在している。

まず、土の中の微生物が養分を分解する。

 

なぜ分解するか?

 

っていうと、植物が吸収しやすいように細かくしているんです。

分解してもらって養分を吸収しやすくしてもらった植物はどうするか?

 

お礼をしようとするんです。

 

果実や穀物を実らせて土に落とす。

 

植物が、光合成により生産した炭素化合物を微生物たちにお返しするんですよね。これら炭素化合物をもらうことにより、彼ら微生物は成長する。

 

つまり、果実や穀物は土の中の微生物たちへの植物からのお礼なんです。

これが、4億年前から存在しているんです。

「株式会社かたやま農園」代表取締役の片山さんとオアディスワンの前田晴代が日本の農業について話しているイメージ

片山さん

そこにあるのは、、、

 

植物と微生物のシンプルな「ギブ&テイク」の関係なんです。

微生物が分解したものが肥料になるんです。

 

だから、本来は肥料をあげる必要なんかないんです。

前田

なるほど。

 

人間の歴史はたかだか数万年。途中から人間が割って入った訳ですね。

片山さん

そうです。

 

だから、、、

 

「草が生えるから」と言って農薬を撒いちゃうと微生物そのものが死んでしまう。

 

「育ちが悪いから」と言って肥料をあげちゃうと「ギブ&テイク」の循環が切れてしまう。

前田

「ギブ&テイク」の循環が切れてしまう。

片山さん

肥料を撒いちゃうと、、、

 

微生物がお礼を貰えなくなっちゃうんです。

 

するとどうなるか?

 

微生物がどっかに行っちゃうんですよね。循環が切れてしまう。

前田

なるほど。

 

循環が切れてしまっているので、、、

 

じゃあ人間は肥料をあげ続けなきゃいけない。っていうことですね。

片山さん

その通りです。

「株式会社かたやま農園」代表取締役の片山さんとオアディスワンの前田晴代のイメージ

前田

私が心の底から驚いたのは、、、

 

片山さんが作る黒米の美味しさなんです。

何ていうか、、、味が濃い。

片山さん

ありがとうございます。

そうなんです。

 

極端な言い方をすれば、、、、

 

私たちが食べている野菜や果物、穀物の味の大半は「肥料の味」です。

「野菜の味はこう」「お米の味はこう」

 

って思い込んでいるものは実は肥料の味だったりします。

野菜や果物、穀物が本来持っている味に、肥料の味が乗っかった感じですね。

前田

なるほど。わかりやすい。

片山さん

だから、、、

 

改めて、野菜や果物、穀物が本来持っている味に触れると「味が濃い」「新鮮だ」ってなるんだと思います。

前田

ああああああ!!!

 

面白い(笑)

 

いつまででも話を聞いてれる(笑)

「株式会社かたやま農園」代表取締役の片山さんのイメージ

片山さん

(笑)

 

前田さんがさっき言っていた「太らないお米」の話はいいんですか??

前田

は!

 

忘れてた(汗)

 

その話は次回に伺ってもういいですか?(汗)

そもそも論で「太らないお米」が作れるなんて、、、面白すぎる!

「株式会社かたやま農園」代表取締役の片山さんとオアディスワンの前田晴代が農業について話しているイメージ

片山さん

いいですよ(笑)

 

また次回に話しましょう。

次はいつ来るんでしたっけ?

前田

4月下旬です(笑)

片山さん

来すぎでしょ(笑)

「株式会社かたやま農園」代表取締役の片山さんとオアディスワンの前田晴代が農業について話しているイメージ

ここまでのまとめ

面白くて面白くて…終わりが来てほしくない片山さんとのお話。

 

また3週間後におうかがいすることになりました(笑)

 

次回は片山さんとのお話から生まれたアイデア「太らないお米」について詳しく打ち合わせしてこようと思います。

 

「カラダにいいものはやっぱり、美味しいんだ」

 

それが片山さんとのお話で再認識したことです。

 

私たちオアディスワンが考えていることは「カラダにいいことを楽しく続けたい」っていうことです。

 

糖質制限やストイックな生活をずっと続けるのってしんどいんですよね。仕事で忙しければコンビニでささっとご飯を済ませることもあるし気分転換にポテチやチョコレートも食べたい。

 

そんなワガママな私たちの欲望?を満たしてくれる「カラダによくて美味しいもの」って…もっとたくさんあると思うんです。

 

今回の片山さんとのお話はそのヒントがもらえた気がしました。

 

次回も楽しみ!

OR THIS ONEディレクター N N

株式会社MEETSHOPの取締役でオアディスワンのディレクター。得意なことは言語化と図式化と整理整頓。オアディスワンでは大手企業との協業や商品開発を担当。とにかく分かりやすく話す人。歩く納得感。兵庫県在住。

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