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宇田徹さん
大阪市の北浜にある「Asador ROCA」店主。スペインのリオハに渡って修行、大阪の某有名スペイン料理店でも腕を磨く。この大阪市内に奥さまと2人でアサドールロカを開いたのは6年前だそう。今回奥さまは写真には登場しませんが宇田さんとの二人の阿吽の呼吸がお店の魅力になっているのは間違いない。ごちそうさまでした!←違う意味でw
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前田晴代さん
体質改善ブランド・OR THIS ONE(オアディスワン)のプロデューサー。この「オレンジさん」ってwebマガジンはオアディスワンが「こんなことに気づいたら生活がかわるきっかけになるYO!」ってやっています。食いしん坊歴は47年。その食いしん坊のアンテナが宇田さんをみつけ、こんかいオアディスワンで新しいお菓子!をつくることになりました。
「やばい店を見つけてしまった!」
わたしたちの会社の代表のはるよさんが興奮気味に話しはじめたのが2024年の1月。
(また…)
(はるよさん…)
(ちょっと盛り気味に言ってかわいいな…)
私たちオアディスワンの代表のはるよさん
↓
そう。
私たちスタッフはいつも油断してしまう。こういう時は気をつけなきゃいけないのだ。
ダメだダメだ。
ここで油断したら急展開が待っているのだ。そしてその急展開に振り合わされるのは私たちなのだ。
こういう流れのときは…
はるよさんはいきなり「やらかす」のだ。
↓
すると…案の定…それは起こった。
2024年の2月。
初めて私たちスタッフが「あの店」のことを聞いてからまだ1ヶ月も経っていない。
月曜の定例MTGではるよさんがいきなり言い出した。
「あ、この前に話したお店のこと覚えている?」
「『あの店』と一緒に新しいお菓子をつくることになったから」
「今週の金曜に取材に行くことになったからヨロシク」
え。
え。
え。
急展開すぎて思考が追いつかない。数秒のフリーズ。深呼吸を1回2回。
すると改めてはるよさんがこんかいも「やらかして」くれたことに気づき始める。情報の洪水を認識し始める。
新しいお菓子ってどういうこと?汗
今週の金曜に取材ってどういうこと?汗
まだ1ヶ月しか経ってないけど何が起こったの?汗
汗という字を3回書いても落ち着かない。
(だって…)
(いまは2月だからあれから1ヶ月も経ってないじゃん…)
(どんだけ意気投合したの…)
そう。
これがはるよさんなのだ。
ジェットコースターは動き出したのだ。
こうなったら私たちにできることはジェットコースターを楽しむだけだ。
また楽しい日々が始まると思うと数秒の思考フリーズはワクワクとドキドキに変わる。
それがオアディスワンというブランドの面白いところだ。
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「あの店」の名前をはるよさんが教えてくれた。
アサドール ロカ。
“アサドール”の語源「アサード」というのはスペイン語で”ローストした”という意味。
つまり炭焼きなどをつかっていろんな料理を出してくれるお店らしい。
はるよさんはロカさん(←人の名前みたいw)のことを知り合いの経営者さんに教えてもらったらしい。
勧めてもらったことは試しにやってみる!のがはるよさんの流儀。
そして行ってみたら死ぬほど美味しい。感動したはるよさんはオーナーさんとおしゃべりしてたら仲良くなったそう。
私たちスタッフが驚いたのは…アサドール ロカさんのお店がある立地。
なんと大阪市内のど真ん中。
高層ビルが立ち並ぶオフィス街のほんと中心部分にお店を構えておられる。
周りは大きな製薬会社の本社ビルがたちならんでいる。いそぎ足で仕事に向かうビジネスマンたちしかいない。まさに大阪のビジネスの中心地。
私たちオアディスワンのお店は大阪市内の淀屋橋(よどやばし)って場所にあってまあまあ市内ど真ん中なんだけど、そのオアディスワンからもなんと徒歩3分の距離。
そんな市内のど真ん中。
ってことは当然ながら家賃が高い。
家賃が高くてもファンがいるから成り立つ。(はるよさんが紹介されたみたいに)口コミでファンが広がっている。そういうことなんだろう。
ここまで出てきた基本情報を整理すると、、、
◉お店の名前はアサドール ロカ。大阪市内のど真ん中にあるスペイン料理店。
◉お店は良質なお客さんがすでにファンになっている。口コミや紹介でファンが増えて知る人ぞ知る名店になっている。
◉私たちの体質改善ブランド オアディスワンの新しいお菓子を一緒につくってくれる。
そういうことだ。
そして、、、
私たちオアディスワンのスタッフたちの理解を深めるため「ロカさんに取材に行こう!」となったそうだ。
そう。
オアディスにはこのwebマガジン「オレンジさん」がある。
オレンジさんは「変わるきっかけ発見マガジン」だ。
つまりまだ知らないどこかの誰かのwell-being(ウェルビーイング)を知ることで、読んでいる人の「変わるきっかけ」を提供するのが仕事だ。
ということは、、、
私たちはロカさんがお持ちの「良質なお客さんを惹きつけてやまないwell-beingな要素」を取材をとおしてしっかり勉強すればいいってことだ。
よーし!
やる気が出てきた!
取材当日。
約束の時間は15:30。
開店前のお忙しい時間帯に無理をいって取材させてもらうことになった。
オアディスワンの会社からはまじで徒歩3分なので皆んなで仲良くあるいていく。
御堂筋も渡る
↓
周りはまじでガラス張りのビルばかり。
こんな感じ
↓
するとビル街のほんとにど真ん中ではるよさんが立ち止まる。
「あ、あれあれ、あのお店だよ」
え!?どれ!?
注意してみると周りのガラス張りの無機質なビル街とは明らかに不釣り合いなブルーグレーのおしゃれな外壁があることに気づく。
ブルーグレーの外壁の前には「これでもか!」ってくらいおしゃれな自転車が置かれている。木のベンチにはオブジェ。雰囲気のあるレンガさえ積まれている。
周りの無機質なガラス張りのビルとのコントラストに目がくらくらする。
店のドアには「RESERVE ONLY」の看板
↓
「こんにちは〜お世話になります〜」
ドアを開けるとご主人が出迎えてくださった。
ご主人の名前は宇田(うだ)さん。
素敵な笑顔がとても印象的。
宇田さん
よくいらっしゃいました
店の仕込みの準備中なんで…バタバタしていますがすみません
はるよさん
こちらこそ無理を言いまして!
今日はスタッフもたくさん連れてきてしまいました笑
このお店をオープンした経緯を宇田さんにいろいろと聞いてみる。
どうしてお料理の世界に入ったんですか?
宇田さん
もともとはプラザホテルっていう大阪の老舗ホテルで修行をしていたんですよ
いまはもう無くなっちゃいましたが
宇田さんのご兄弟の2人のお姉さんが建築とアパレル(服飾)をやっておられるそう。
「僕が料理の世界に進んだら衣食住が揃うわけで」と半分冗談でお話しされるほど肩の力が抜けている。
なるほど〜
このお店の居心地の良さは宇田さんのお人柄によるところも大きいんだな〜
宇田さん
そのあとに大阪のスペイン料理の名店で修行したんです
エル・ポニエンテさんって言うんですけど
はるよさん
え!知っています!
私、エル・ポニエンテさんにはもう10年以上も通っていますよ!
思わず、、、
エル・ポニエンテさんの話で盛り上がる。
宇田さんも、はるよさんも、楽しそう。
はるよさんが10年以上も通うお店があることにも驚き。
通い続けるってことは惹きつけてやまない魅力があるってこと。宇田さんはそんなお店のご出身。きっと「人を惹きつける」ためのDNAが刷り込まれているんだろう。
「このお店、アサドール ロカをオープンすることになったきっかけって、なんだったんですか?」
話は宇田さんがアサドール ロカをオープンした当時のことに移る。
宇田さん
最初から独立しようと料理の世界に入ったので
だから独立に必要なものを身につけることを考えていました
当時の僕は『エル・ブジ』っていうお店にずいぶんと影響を受けました
宇田さんによると、
エル・ブジ
っていうスペイン料理の名店があって(2011年に閉店したので今はないらしい)そのお店の考え方にとても影響を受けたそう。
さらっとエル・ブジについてwikiで調べてみる。
↓
◉エル・ブジはスペインのカタルーニャ州にあった三つ星レストラン。
◉イギリスの雑誌『レストラン』において5度の世界一のレストランに選ばれており、約50席しかないシートに世界中から年間200万件もの予約希望が殺到し、「世界一予約が取れないレストラン」と呼ばれていた。
◉料理はアラカルトではなく、全てコース料理。品数はとても多く、40皿以上に及ぶこともある。毎シーズン、メニューを一新するので同じ料理は二度と提供されない。
はるよさん
へ〜!エル・ブジなんですね!
だからアサドール ロカさんのお料理はコースだけで、しかも品数が多いんですね
美味しい料理を少しずつ楽しめるから食いしん坊の私にはめちゃくちゃ楽しい!
宇田さん
はい、少なからず影響を受けていますね
あと、、、
影響を受けたといえば『美食の都』って呼ばれているスペインのサンセバスチャンって街ですかね
宇田さんがサンセバスチャンのことを楽しそうに話し出す。
その街は小さなバルがたくさんあって。
「前菜はまずこの店で」
「メインはこの店で」
「リゾットはこの店で」
「デザートはこの店で」
みたいな感じで!お店をハシゴしながら自分でお料理のコースを作って飲み歩きをするらしい。
なんて素敵!
サンセバスチャンの街の写真
↓
一皿一皿も楽しいし、それが10品20品と重なったときも、楽しい
そんなスペイン料理の魅力を伝えたかったんです
宇田さんのお話をうかがっていると、、、
なんだか料理の話じゃない気がしてくる。
一皿一皿を徹底して科学的に分析してつくりあげる『エル・ブジ』の精神性。
一方で、、、
飲み歩きながら食を楽しもうよ!街全体のいろんなバルが得意の一皿一皿を提供することで『サンセバスチャン』という街が一体となってお客さんの一食をつくりあげる。
そこには、、、
「緻密さ」や「準備万端さ」
と、
「偶然を楽しむこと」や「出会いを楽しむ」
みたく、、、
両極端のことが同居しているかんじ。
はるよさん
そうなんですよね〜
私たちのオアディスワンっていうブランドは
お客様に『きっかけ』をご提供したいんです
宇田さん
きっかけ、ですか!
おもしろいですね
はるよさん
カラダのいろんな不調とか悩みとかって…ちょっとしたきっかけで変わるんです
たとえば、、、
間食のお菓子を変えるだけでも気分転換になる
なるほど!
だから宇田さんなんだ!
宇田さんのつくるお菓子は抜群に美味しい。
なんていうか、、、緻密に計算された美味しさ。というか。
そんな美味しさをオアディスワンのお客様に「偶然の出会い」としてご提供するわけか〜
私たちオアディスワンはストイックな体質改善はやっていない。人生長いんだから!楽しみながら笑いながら取り組める体質改善がいちばんだと思っている。
だから、、、
「たまには、ね!」のご褒美をとびっきり美味しい一皿で楽しむこともオアディスワンからご提供したい。
宇田さん!
とびっきりの気分転換!
私たちオアディスワンのお客様にお願いしますよ〜
ちなみに、、、
宇田さんはアサドールロカさんからすぐ近くでチーズケーキ専門店もやっておられる。
「コースのお料理のデザートでお出ししている炭焼きチーズケーキがあるんです」
「『テイクアウトできたらうれしい』というお客様の声をいただいて…販売するお店をつくることになったんです」
とのこと。
取材のあと皆んなでちゃっかり激ウマのチーズケーキを楽しみました。
↓
宇田さん
ご来店ありがとうございました!
オアディスワンさんのお菓子がんばります(笑)
ここまでのまとめ
はるよさんが宇田さんにオアディスワンの新しいお菓子をお願いした理由がわかった気がしました。
アサドール ロカさんのお料理をみれば『エル・ブジ』ばりにめちゃくちゃ緻密に準備されているのが分かります。
聞けば、、、
ジビエ狩猟をされる奥さまのお義父さんから新鮮なお肉を手に入れたり、、、
ご実家が無農薬のお野菜を栽培されていたり、、、
生まれ故郷の福岡県糸島市からとびきりのお魚を直送してもらったり、、、
美味しい料理をお客さまに提供するためにめちゃくちゃ細かいところまでこだわっておられる。
それを、、、
「こんなこともやっているんですよ〜」
ってふわっとした笑顔でご提供されている。
緻密な準備は万端。それを涼しい笑顔でさらっと提供する。お客さまはとびっきりの偶然の出会いを楽しむ。
オアディスワンもそうでなきゃな〜って思いました^ ^