<はじめに>
「ねえねえ…道…間違っていないよね(涙)」
車のハンドルは右に左に。泣きそうになるくらいの山道。
Googleさんに命を預けるつもりで辿り着いたのは奈良県の十津川(とつかわ)村。
そこには、、、
知る人ぞ知る会員制のジビエ専門レストランがあります。
「そんな僻地(へきち)にお客さんなんか来るのかよ!」
って思ってしまいがちですが、、、
実は東京から片道6時間もかけてVIP顧客が殺到!しています。
しかもこのジビエ専門店を経営しているのはなんと、、、
25歳と21歳のジビエ猟師姉妹なんです。
全国ネットのTV番組でたびたび取り上げられたり…
有名なコンテストでグランプリを獲ったり…
と、全国的に注目が集まっているお二人。
詳しくお話をうかがってみると彼女たちの視線の先には「ジビエ業界のウェルビーイングな未来」がありました。
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中垣十秋(とあき)さん
21歳ながら奈良の山奥でジビエ専門のレストランを姉妹で経営。しかもこんなに可愛いのに猟師!萌える〜どんだけギャップ攻めするんですか。成人式ではジビエの革を加工した着物をつくって参加したそう。自己プロデュース能力が末恐ろしい。わたし歳上なのになんだかごめんなさいしたい。
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中垣夏紀(なつき)さん
妹の十秋さんとともに奈良の山奥でジビエ業界を変えようと奮闘中。姉妹でジビエの狩猟→解体→調理をするだけにとどまらず2023年7月にはジビエをつかったペットフード店!をオープン。こんかいの記事を書いた植田とは高校時代の同級生。当時はバレー部で運動神経抜群だったよね〜としみじみ。
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植田香菜子
このwebメディア「オレンジさん」を運営するオアディスワンのスタッフ。奈良県の天理市出身なのでこんかいの取材は言ってみれば地元案件。しかしながら十津川(とつかわ)は奈良県民でもめったに行かない秘境なんですよ。→ってことで上司に往復6時間の車を運転してもらってこんかいは取材敢行!
大阪市内からも片道3時間。奈良の山奥に完全会員制レストランをつくった理由
植田
こんにちは〜!お邪魔します!
きょうは夏紀ちゃんと十秋(とあき)ちゃんが経営するジビエ専門のレストラン「まると」でお話しさせてもらいます^^
夏紀さん
香菜子ちゃん久しぶり〜
今日も朝からジビエ(鹿)の捕獲に行ってきました!
※夏紀さんと植田は高校時代の同級生
植田
ついさっきまで山に!笑
もうそれだけで興味が湧いてくる。
このジビエ専門レストランでは、二人が捕獲して捌(さば)いた鹿や猪のお肉をつかった料理が食べられるんですよね。
わたしは奈良県出身。
奈良県民でも十津川(とつかわ)ってめったに行く機会がないんですよね。こんな僻地(失礼!)にお店があるなんて知りませんでした。
でも、、、
こんな秘境にお客さんがほんとに来るんですか?
夏紀さん
はい。それが来るんです(笑)
例えば東京のお客様なんかは片道6時間かけて!日帰りで来てくださっています。
植田
日帰りって、、
わざわざこの僻地(たびたび失礼!w)に来るために一日を使って来てくれてるってことですよね。すごい!
こんな山奥に…お客様はどんな人が多いんですか?
夏紀さん
お医者様だったり経営者さんだったり‥
植田
うわ〜!VIPじゃないですか!
植田
ジビエって…独特な臭いがありますよね。
正直いって「くさい」「まずい」ってイメージがあります。
でも、夏紀ちゃんと十秋ちゃんのジビエは東京からわざわざVIPなお客様が食べにくる。
お金を払って時間をかけてでも食べたい。いったい…どれだけ美味しいんですか?!
夏紀さん
まず大前提として、、、ジビエ肉って本当に美味しいんです。私たちのお客様でも「ジビエ肉だいすき!」っていう人はとても多いです。
ところが、、、世の中にはジビエ肉に対して「くさい」「かたい」ってイメージを持っている人もいる。
ジビエ肉のそんなマイナスイメージには原因があると私たちは思っていて、、、
その原因さえ解消すればいいと思うんです。
私たちはジビエを生きたまま捕獲する「生捕」を行っています。
ジビエの捕獲から精肉までを鮮度管理を徹底しています。鮮度管理を徹底したジビエ肉はほんとうに美味しい。
だから、、、
「臭い」「美味しくない」といったマイナスイメージと違った、ジビエ本来の肉の味を楽しんでもらえると思っています。
夏紀さんと十秋さんが経営するジビエ専門レストラン「まると」の最大の特徴は生きたまま搬送したジビエを使った料理を提供していること。
日本で流通しているジビエ肉の多くが「獣(けもの)臭い」「硬い」「美味しくない」という印象を持たれてしまっている理由の一つとして、ジビエの屠殺、血抜き、内臓摘出などの過程に時間がかかってしまうことが挙げられます。猟銃で捕獲された(山で殺された)ジビエを山で処理をする猟師さんも多いです。
具体的には、屠殺、血抜きを山中で行い、そのあとに施設に搬送、そこから内蔵摘出を行う流れとなる。このような場合、屠殺から内臓摘出までの工程に1、2時間かかってしまう場合も少なくない。
一方、夏紀さんと十秋さんはジビエを生きたまま捕獲するので、通常は1、2時間かかってしまう場合もある工程を5〜10分でおこなっています。生きた状態で施設に搬送、屠殺から内臓摘出までのすべて工程を、衛生管理の整った施設で行い、ジビエ肉の鮮度管理を徹底し迅速な処置を行なっています。
ジビエが腐って獣臭くなってしまう時間がないので、だからお肉にまったくの臭みがないんです。
※ジビエ専門店「まると」は完全会員制。ご予約などはできません。
植田
生きたまま捕獲ってことは、、、
暴れまわる動物を素手でつかまえるってことですよね?
二人とも細くて小柄なのに…
十秋さん
はい。命懸けです(笑)
でもそれがジビエ肉の美味しさに直結するので。
方法はめっちゃシンプルで。
罠にかかった鹿や猪の足と手をテープでぐるぐる巻きにして。で、かついで持って帰る(笑)
植田
すごい…
十秋さん
鹿はいいんですよ。鹿は。
でも…イノシシはやばい。今でも怖いです。
イノシシが罠にかかったよ!って連絡がくると、、、
「お姉ちゃんが行って…」っておもってしまう(笑)
夏紀さん
やめてよ(笑)
鹿はね。ツノと足蹴りさえ防いだら大丈夫なんですよ。
でも、猪は牙があるじゃないですか。噛みついてくる。
あれに噛まれたらもう。。。終わりだよね。。。
植田
夏紀ちゃんと十秋ちゃんの「まると」のジビエが美味しい理由はよく分かりました!
それでも、、、
同じことをもっと観光客のいる奈良市内なんかでもできたわけですよね。
なぜこんな山奥にお店を?
夏紀さん
そうですね。
ここにお店を建てるって言ったときは周りの人たちから「やめときな」「こんなところまで誰も来ない」って言われました(笑)
でも、、、
「敢えて」ここにしたんです。
香菜子ちゃんも言ってるように、こんな僻地、なかなかないじゃないですか。笑
ここまで来るのも大変。
植田
ほんと、大変でした。笑
進めど進めどずっと山と川で、、、
対向車がいない。町人がいない。お店もない。
これ…「ポツンと一軒家」で見たことある景色だぞって。
夏紀さん
(笑)
夏紀さん
私たちのジビエ専門レストラン「まると」に来るためにはその道のりを超えないといけない。
これが普通の人にとってはやったことのない「体験」になるんじゃないかなと。
植田
たしかに!
私もこのインタビューの前に会社の人に用事で電話したんです。
「こんな細い山道を登って~」って話していました!このお店に車での道のりも体験の一部になっている。
人に話したくなる。
それって口コミの基本中の基本ですよね。
ジビエはもちろん美味しい。
日本ではほとんど行われていない「生きたまま搬送して鮮度管理」をしているから。
加えて、、、
このお店に来ること自体が「唯一無二の」体験になっている。
人に話したくなる体験ができる。さっき言っていたVIPなお客さんたちはこうした「初めての体験」を求めているかも。
夏紀さん
このお店を建てるときは正直どうなるかわからなかったので、、、
結果として計算通りになったな、と。良かったです。
ジビエ料理専門レストラン「まると」のメニューは1万円のコースのみ。
ジビエの相場から考えるとかなり高い。でもお客様はちゃんと来てくれる。
食べたことがない味と食感。
見たことがない景色。
ワクワク期待して過ごす3時間。
他にはない魅力的な体験ができるっていうのが大きいと思うんです。
十秋さん
言ってもいいですか??
実はいま新しくやってみたいことがあって!!
お店の横の敷地がありましたよね。
そこにヘリポートを作りたいと思っているんです。
植田
ヘ、ヘリポート??
って…ヘリコプターが離着陸するあれですか??
十秋さん
はい(笑)
例えば東京から直接ヘリに乗ってジビエを食べに来てもらうんです。
海外の富裕層インバウンドの方も近くの空港からヘリで十津川の山奥に直行。面白そうじゃないですか?
このお店がある山は私たちの敷地なんです。
お店の外に空き地があるんで(外を指差して)そこに。
植田
すごい発想ですね!
十秋さん
外国人の方もジビエを食べるみたいなんです。でも調理方法は「臭みをスパイスで消す」ことが多いらしく。
日本でも臭みを消すためにソーセージやジャーキーなどにケースが多いんですよね。状況は日本とそんなに変わらないんですよね。
海外からのお客さんにも「鮮度管理を徹底したジビエ肉の本当の美味しさ」を提供するんです。
正しく下処理されたジビエ肉の本当の美味しさを味わってもらいます。
植田
海外の人も「ジビエ肉の本当の美味しさ」を知らない。
ジビエ肉の本当の美味しさを知りたければ…奈良の山奥に来なければいけない。面白い!
不思議な感覚です。
いま私は奈良県の山奥の小さなお店でお話しを聞いているわけですが…
話の内容はジビエ業界全体の改革、インバウンドまで…
いま、十津川の山の上にある小さなお店で2人の話を聞いてるわけですが、、
「日本の本当のジビエの美味しさ」を武器に世界と戦おうとしている。
植田
日本のジビエ業界に一石を投じる存在ですね。まさに。
夏紀さん
そうなれればと思ってます。
十秋さん
まだまだやりたいことはいっぱいあって。
時間が足りない!って焦ってます。笑
私たちは日本のジビエ業界の構造を変えていきたいんです。
実はいまジビエってすごく安く取引されてて。
それだとやっぱり儲からないんですよね。
儲からないから若い世代が猟師になりたがらない。猟師が増えないから農作物を食い荒らす害獣が駆除できない。害獣被害も減らない。
ちゃんと処理をしたジビエ肉は高値で取引される。
美味しいジビエ肉を求めて日本中どころか世界中からお客さんがやってくる。
「こうしたら儲けがでますよ」っていうお手本に私たちがなりたいと思っています!
「私がやらないといけない」17歳で猟師になった経緯
植田
そもそもなぜ、お二人は猟師になろうと思ったんですか?
十秋さん
わたしは、高校生のとき父の仕事を手伝ったのがキッカケです。
父がもともと食肉加工や猟の仕事をしていて。
あまりに忙しそうなんで、ちょっと手伝うようになったんです。
当時はわたしも害獣被害に対して何も知らなくって。
猟師の仕事は「動物を殺すこと」という良くないイメージを持っていました。
植田
あー。猟師さんに対しては私も同じイメージを持っているかも。。。
十秋さん
先ほどもお話ししたように猟師は森のバランスを保っているんです。害獣を駆除することで森の生態系そのものを守っている。
父を手伝うようになってはじめて害獣問題の深刻さを知りました。私たちの人間の生活を守るために猟師という職業が必要なんです。
【日本の害獣問題】
◎日本全国での害獣被害の総額は年間なんと155億円。被害の内容は、農作物を食い荒らしたり、人家を襲ったり、年々深刻化しています。
◎害獣を駆除する猟師は急速に高齢化。害獣を駆除する猟師の数そのものが減っています。
◎有害駆除された害獣の9割が廃棄処理。捕獲した動物の命をどう扱うかも大きな問題となっています。
十秋さん
高校2年生のとき、父親の仕事の手伝いでジビエ肉(鹿肉)の唐揚げの販売の手伝いをしたんです。
キッチンカーで販売したんですが、、、とにかく売れなくって。
で、売れないから「私もなんとかしなきゃ!」っておもって。
試食してもらおうと車から降りてお客さんに声をかけにいったら、
「高校生の女の子なのに鹿を殺すなんて…サイコパスか!」
って、、、
前をとおる人たちに散々に言われました。
植田
17歳の女の子に…
十秋さん
ものすごくショックを受けました。
「あぁ、猟師ってこんなに偏見を持たれてるんだ」って。
なんとかしなきゃ。私が、なんとかしなきゃ。
って本気で思ったんですよね。
植田
「自分がやらなきゃいけない」と。
十秋さん
はい。
で、当時のわたしは高校2年。
「若い女の子が猟師やってる」って注目してもらえるんじゃないかなって。
私が発信して、私に興味を持ってもらって、私が猟師やジビエのイメージを変えていこうと思いました。
夏紀さん
姉のわたしが妹のやろうとしたことに加わったのは、それからしばらく経ってからです。
当時やっていた保育士をやめて、ジビエ料理専門のレストランの経営に加わりました。
植田
ジビエ猟師姉妹の誕生ですね!
植田
姉妹っていうのもまた良いですよね。
印象に残る。メディアも取り上げやすいと思います。
夏紀さん
そうだといいんですが(笑)
でもおかげさまで先週は日本テレビ系の『zip!』という番組の取材を受けました。長い尺で取り上げてくれるそうなので楽しみにしていてください!
※このインタビューは2023年12月2日に実施。
十秋さん
ね~!
植田
ジビエ猟師姉妹って、、、写真もやっぱり映えます。
今日はカメラマンにいつもの10倍撮ってくださいってお願いしてあります。笑
十秋さん
え、ちょっと待ってください!
いま着てるパーカー可愛くないから家から着替え持ってきたい!笑
夏紀さん
ちょっと、わたしも!(笑)
ジビエ業界がかかえる社会問題に向き合っていく
植田
ジビエ猟師として鹿やイノシシの捕獲。ジビエ専門レストランの経営。キッチンカーでの販売。などなど…
ほんとにいろんな活動をされています。
最近では大学に講演しに行ったりしていると聞きました。
十秋さん
はい。
害獣被害のことを話したりしています。猟師に対するイメージを変えたくって。
夏紀さん
十秋より年上の学生さんたちだったよね。
十秋さん
うん、緊張したよ。笑
自分がそうだったから分かるんですけど、、、
先生や偉い人から聞く社会問題とかって、頭に入ってこないんですよね。じぶんには関係ないか~と思っちゃって。
でも、、、
同世代で年下のわたしが教壇にたつことで、耳を傾けてもらえるかなっておもうんです。
植田
たしかに。同世代だからこそ「はっ」とする。
十秋さん
でも、、、
もう21歳だから。時間がないんです。
植田
もう、21歳。。。
十秋さん
ここ2.3年が勝負だっておもってます。
いまの年齢だからこそ「なにそれ!」「気になる!」って見てもらえることは多い。
残酷な事実ですが…そうなんです。同じことを年配の猟師さんがやっても注目すらしてもらえない。
植田
たしかに、、
さっきのヘリポートの話も21歳の十秋さんたちがやってるからこそ「何それ!」って気になりました。
おっしゃる通り。。。
例えば40歳の男性がやっても「なにそれ」にはならない。
十秋ちゃんと夏紀ちゃんの話を聞いてると、常に周りからどう見られてるか?を意識されているのが分かります。
どうしたら興味をもってもらえるか?
どうしたら話を聞いてもらえるか?
って。
夏紀さん
やっぱり私たちの一番の目標は「駆除で殺される9割の動物の命を大切にしたい」なんですよね。
廃棄処理される命を減らしたいんです。ジビエ肉として食べられるにしても「マズい」「嫌だ」とか思って欲しくない。
そのためには、鮮度管理を徹底したジビエ肉はほんとうに美味しいって知ってもらいたいし、ジビエ猟師っていう職業が儲かるものだってことも知ってもらいたい。
それが、、、
駆除される動物の命を大切にすることに繋がる。
私たちがやっていることに注目してもらうことがジビエ業界が抱える問題に注目してもらうことに繋がる。
そのためには「21歳の」っていう年齢カードは積極的につかっていかなきゃなって思います。
植田
なるほど…。
十秋さん
だから目標のためにはやらないといけないことがたくさんある。
人手が足りない!笑
夏紀さん
どんどん出てくるから大変です。
でも、必要だと思ったことはやるしかないんですよね。
例えば、、、
捕獲した動物の命をたいせつにするためには骨も皮も無駄にしたくない。
でも骨は食べれない。じゃあペットフードにすればいいじゃん!とか。
柔らかくて丈夫な鹿の皮はどうしよう?じゃあ革製品にしよう!とか。
植田
行動力がすごい。
新しいことにどんどん挑戦する人は魅力的ですよね。
そして魅力的なお2人の話ついつい聞きたくなる。
あ、それはあります。
実際にお店に来てくれる常連さんは「今何やってるんだろう?」「次は何するんだろう」って気にかけて頂いています。
植田
思うツボだ!笑
夏紀さん
さっきのペットフードの話とか革製品の話とか。その道のプロに任せた方が早いことでもできる限り自分たちでやってみます。
私たちが本当に経験して苦労することが大事なんじゃないかなと思っています。
お客さんはそういったことを喜んでくれてるんじゃないかなぁ。
植田
いろんなことをやっていることは違うけどぜんぶ繋がってるんですね。
そして、、、
その、いろんなことには、一本、筋がしっかりと通っている感じ。そんな印象をもちました。
ジビエの問題を解決するために、
●私たちがまず儲かる成功パターンをつくる
↓
●そして私たちに興味をもってもらう
↓
●そして私たちに成功パターンを実践してもらう
みたいな。
私たちの成功パターンが広がればジビエ業界全体の改革につながると思っています。
植田
わたしもすっかり二人のファンです。(笑)
十秋さん
ありがとうございます(笑)
私たちはいつもここでカウンター越しにお客さんとも話してるんです^^
心を掴めてたらいいなぁ。
植田
今日は特別に!数分前に捌いたばかりの超新鮮なシカ肉の炙りも食べさせていただきました。
役得です!(笑)
もう、、、とんでもなく美味しかったです。
食べたことない食感と味です。
「臭くない」なんてもんじゃない。ジビエってこんなポテンシャルがあったんですね。
こりゃ、、、東京から6時間かけてもわざわざ来たくなるわ、、、
今度は予約して食べにきます!
夏紀さん
ぜひぜひ!
十秋さん
お待ちしてます!
ここまでのまとめ
夏紀ちゃんと十秋ちゃんの話を聞いて「ウェルビーイングってなんだろう?」って改めて思いました。
ウェル=良い。ビーイング=あり方。
つまりウェルビーイングは「ちょううどいい感じのあり方」なのかなあ、って。
人間の生活を守るために害獣を駆除するのは仕方がない。
でも…その駆除された害獣たちの命が雑に扱われることは我慢ができない。
害獣たちのお肉(ジビエ肉)が「マズい」「獣臭い」って敬遠されるのが納得できない。害獣たちの骨や皮もたいせつに生かしたい。
害獣たちを駆除するのが仕事の猟師は森のバランスをとっている必要な仕事。そんな猟師の仕事を再定義したい。
なぜか?そうしないとこの世界が持続しないと思うから。何かを軽んじたり何かを敬遠したりしては世界は続いていかないから。
こういう考え方って改めてウェルビーイングだなって思いました。
そして、、、
私と同世代の夏紀ちゃんや十秋ちゃんがどんどん挑戦して新しい扉を開け続けている。
私なんかは「こんなもんでいいか」「自分はこれくらいかな」みたいに考えがちです。
でも、そうじゃなくって。
失敗してもいいから第一歩を踏み出してみる。挑戦してみる。扉をこじ開けてみる。
そういう彼女たちの姿勢もまたウェルビーイングだなって思いました。
今回のインタビューを通して彼女たちが目指すウェルビーイングについて少し理解できたような気がします。
そして、、、
私自身のウェルビーイング=ちょうどいい感じのあり方についても!改めて考えてみようと思いました。