「更年期症状には大豆イソフラボン!」
こんなフレーズの更年期サプリを目にした方は多いのではないでしょうか?
実は大豆イソフラボンをもとにできる「エクオール」という成分がすごく更年期症状に効くと言われているんです。
大豆製品を食べるだけで、手に入るというお手軽さがいいですよね!
でも、そんなお手軽な「エクオール」って期待していいものなんでしょうか?
そこで今回は!
私たち更年期専門店が「エクオール」について解説します。
更年期は大豆で乗り越えられるのか!?
真実はいつも一つ!!
更年期のカラダってどうなってるの?
「エクオール」の効果の話をする前に、そもそも更年期ってカラダでどんなことが起きているのかについて説明します。
まずは更年期の時期についてですが、閉経の前後5年間を併せた10年間が「更年期」と言われています。
女性は早い人では40台前半、遅い人では50台後半に閉経を迎えるので、平均的には45歳〜55歳くらいが更年期です。
この時期に更年期症状と言われるいろいろな不調が起きるんですよね。
では次に、更年期にカラダで何が起きているかです。
一般的には更年期は女性ホルモンが減って自律神経が乱れがちと言われています。
これだけ言われてもよくわからないですよね。
少し詳しく説明します。
元々女性のカラダでは卵巣と副腎で女性ホルモンを作っています。
そして閉経にともなって、卵巣では女性ホルモンが作られなくなっていきます。
でも、女性のカラダには女性ホルモンが必要なので、卵巣分を副腎に作らせようとします。
当然、副腎は今まで以上に働かなくてはいけないので疲弊していきます。
ただ、副腎の役割は女性ホルモンを作る以外にもあり、その役割は自律神経と密接な関係にあるので、副腎が疲弊すると自律神経が乱れていきます。
結果、イライラしたり、ホットフラッシュが起こるようになるのです。
いや〜、なんか人手不足の会社で急に同僚が辞めちゃったみたいな感じですよね。
代わりの社員を補充してくれよ〜みたいな(笑)
じゃあ、次はこんな状況を何とかしてくれるとかいう「エクオール」について説明しましょう!
エクオールとは?
「エクオール」とは何なのかについて解説していきましょう!
「エクオール」は、大豆由来の成分で、大豆イソフラボンが腸内細菌によって変換されてできたものです。
ここからがすごいのですが、なんと「エクオール」は女性ホルモン(エストロゲン)と非常によく似た形をしており、女性ホルモンと同じような働きをすることができるのです!!
つまり、女性ホルモンの代わりとなるので、腸内細菌で大豆から「エクオール」を作ってしまえば、副腎で女性ホルモンを追加で作らなくてよくなる。
ということは自律神経も乱れないし、更年期症状も軽減される!
しかも他にも、血管年齢の改善に役立ち動脈硬化リスクの軽減の可能性があったり、骨粗しょう症リスクの軽減の可能性があるなど、更年期症状以外への効果も期待されています。
なんてすごいんだ!
大豆食べてたら、あらゆる悩みから解放されるじゃないか!
1日に必要なエクオールは10mg。
食べ物で言えば、豆腐なら2/3丁、納豆なら1パックでいいらしい。
これなら毎日食べるのもそこまで難しくないかも!お手軽!
、、、お手軽すぎてちょっと不安じゃないですか?
なかなか世の中そんなうまい話はないですよね。
では次に、そうそううまい話じゃない理由をお伝えします。
エクオールが期待薄な理由3選
水をさして申し訳ないですが、そんなうまい話があれば誰も更年期で苦しんだりしません。
まるっきり効果なしってわけではないんですが、万事解決ってわけにはいかないんですよね。
3つ理由をお伝えしていきます。
『その1 「エクオール」が作れる人は2人に1人』
「エクオール」は大豆イソフラボンが腸内細菌によって変換されたものと話しましたが、実はこの腸内細菌を持っている人の割合が日本人女性では約50%なのです。
なので、そもそも該当の腸内細菌を持っていなければ、いくら大豆を食べても「エクオール」にならないのです。
『その2 効果が出るまでに長い期間が必要』
「エクオール」は女性ホルモン(エストロゲン)の1000分の1から2000分の1の効力と言われており、効果が出るまでに長い期間が必要です。
『その3 過剰摂取は子宮に悪影響を及ぼす』
「エクオール」もしくはイソフラボンの過剰摂取は子宮内膜を増殖させ、子宮体ガンのリスクを高めます。
通常の食事で過剰になることは滅多にありませんが、サプリメントなどを使用する場合は注意が必要です。
なので、足りない女性ホルモンを全て補うことは難しいかもしれません。
他にも、特にサプリメントですが、女性ホルモンを外から補うことをやめた場合に再び不調が出る可能性があります。
要するに完璧な代わりにはならないということです。
まとめ
それでは最後に今回お伝えしたことをまとめます。
・更年期は副腎が卵巣分も女性ホルモンを作ろうとして疲弊する。
・「エクオール」は女性ホルモンの代わりとなるので、副腎を助ける。
・「エクオール」は完璧な代わりではないので、全て解決するわけではない。
もちろん効果がないわけではありませんが、期待しすぎにはご注意ください。
私たちが運営する更年期専門ブランド「オアディスワン」では、女性ホルモンが減ることは自然の摂理として仕方がないことであり、女性ホルモンを増やすことではなく、女性ホルモンの減少によって疲れる副腎をケアしてあげることが大事だと考えています。
副腎のケアとは酸化(=老化)を防ぐことです。
毎日の食事で抗酸化物質を摂ることが理想ですが、サプリメントで摂ることも選択肢の一つです。
私たちのサプリメント「こうさんかのかわり」は開発に3年かけて、限りなく食品に近づけ、自然な形での体質改善を可能にしました。
様々な役立つ情報がございますので、詳細については是非一度商品ページをご覧ください。