はじめに
「社員同士でつきあっているカップル、いま29組いるんですよ」
そう嬉しそうに話すのはノアインドアステージの大西社長です。
ノアインドアステージ株式会社（以下、ノア）は日本最大のテニススクール運営会社。国内に30校以上のテニススクールを展開し、従業員数は1,000名、ノアでテニスを楽しむスクール生は35,000人を超えます。
2021年には世界60カ国7,000社を超える企業の中から「働きがい認定企業」に選出されてもいます。
そんなノアは現在、テニススクール運営会社としての日本初の株式上場を目指しています。
従業員数1,000人超えの大きな企業。しかも会社は株式上場を目指して急成長中。伸びに伸びている。
どんな怖そうな社長さんが出てくるのかな？と思ったら、、、
ノア大西社長は嬉しそうに社員同士のカップルの数を話す(笑)
冒頭から大西社長のそんなギャップにメロメロになってしまうところですが！
急成長中のノアの秘密を大西社長にインタビューしてきました。
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大西雅之さん
ノアインドアステージ株式会社の代表取締役社長。とにかく楽しそうに話す大西社長。インタビュー中は「漫才か！？」ってくらい笑いが絶えませんでした。「いや、僕は実は人見知りで...」って茶目っ気たっぷりに話される姿がとても素敵でした。
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前田晴代
体質改善ブランドOR THIS ONE(オアディスワン)のプロデューサー。「ノアのスクールに行っているよ！」「ノアさんの人材教育はすごいよね」って知り合いの経営者がたくさん。大西社長からどんなお話が聞けるのか？今日はワクワクです。
ノアで働いているとだんだんと性格が丸くなる。
前田
さっき加藤コーチにインタビューさせてもらいました。
加藤コーチ、かっこいいですよね(笑)
大西社長
でしょ(笑)
加藤コーチは今、ノリにノっている感じですね。人気があるしとにかく明るい。それに男前(笑)
前田
ノアさんに来て思うのは、スタッフの皆さんもお客様も、とにかく明るいことです。
大西社長
明るい人はとても大切です。
明るい人が一人いるとスタッフルームでの会話が増えるんです。会話が増えるとスタッフ同士がお客様のことを話題にする。
「〇〇さんと〇〇さんが仲良く話していてね」って会話がスタッフの中に生まれる。お客様に目が行き届く土台になるんです。
前田
全国展開されているノアさん。
「コーチの転勤が多い」と加藤コーチに伺いました。
大西社長
転勤した人は変革するんです。だから育てるために敢えて転勤させることも多い。
加藤コーチは新卒でノアに入社、次で10年目だったと思います。
これまで、大阪、岡山、姫路、神戸、の4事業所で教えてもらっているんですが、やはり転勤のたびに良くなっていきます。
前田
ノアさんってコーチとお客様が仲が良いじゃないですか？
コーチの転勤が多いとお客様は悲しまないんですか？
大西社長
めちゃくちゃ悲しみます(笑)
すごく悲しむし、本当に本当に悲しむ。この世の終わりじゃないかってくらい悲しむ。
でも、、、
すぐに慣れるんです(笑)
なぜか？
コーチが変わってもサービスの質が落ちないから。新しいコーチからも同じレベルのサービスを受けられるから。
それがノアのクオリティです。
前田
大西社長とお話ししていて驚くのは、、、
たくさんのスタッフさん一人ひとりのことを詳細に把握されていることです。
大西社長
でしょ(笑)
加藤コーチの付き合ってきた彼女のことも全部知っていますよ(笑)
前田
そこまで！(笑)
大西社長
ノア全体で今現在、29組のカップルがいます。
全部知っています。お付き合い始まってから社長の私に報告するルール。オープンにできない付き合いはダメです。
前田
そこまでオープンなんですね(笑)
確かに大西社長ってめっちゃ皆さんに人気がありますよね。
大西社長がこのHAT神戸校に来られたときも「社長〜！」ってスタッフの皆さんが駆け寄って話しかける姿が印象的でした。
きゃ〜〜〜！って(笑)
めっちゃオープンな関係だな、って。
大西社長
でしょ(笑)
このHAT神戸校に来たのは久しぶりだからってのもあると思いますが(笑)
みんな明るくて仲が良いんです。
前田
フルオープンだから社内恋愛も社長に報告する。
きっと社内結婚も多んでしょうね。
大西社長
多いですよ。
社内結婚したら離婚しないのがノアの自慢なんです。
ノアで結婚したカップルの離婚数はほぼゼロです。
ノアは人材の教育に力を入れています。
その一つとして、、、
ノアでは「何かあった時は自分自身に矢印を向けなさい」と教えています。
例えば、お客様からちょっとキツい言葉をかけられた。
そういう場合はまず「自分自身に配慮に欠ける点がなかったか？」考えるようにします。「お客様の性格が…」と相手のせいにすることをしません。
原因理由の矢印を相手に向けない。自分自身に向ける感じです。
すると、どうなるか？
ノアで働いているとだんだん性格が丸くなるんです。
その丸くなった性格が家庭にも持ち込まれる。結果として家庭でも丸くなって家庭がうまく行く。
すると仕事に向き合いやすくなる。
前田
すごい循環！
だから離婚が少ない。
大西社長
離婚数が少ないのは本当に自慢ですね。
実は、、、
「ノアで働くと性格が丸くなる」っていう評判を聞いて「働かせてください！」と言ってくる人まで出てきました。
前田
もはや人間道場みたい(笑)
その人材育成能力がノアさん大躍進の秘密なんでしょうね〜
スタッフは家族。家族に対してと同じように関心を持つ。
前田
ノアさんが人材教育に力を入れるようになったのは何故なんですか？
創業当時から力を入れておられた？
大西社長
ノアは1980年の創業です。
創業してから5〜6店舗くらいまで、正社員が60名くらいまでは、バリバリの成果主義一辺倒でした。
ところがその当時、6,7名の社員が一斉に辞めて別会社を設立することがありました。
そこで目が覚めました。
これじゃあ、いかん、と。
そこからスタッフとの対話を重視して現場の声を汲み上げることに注力しました。
従業員アンケートを実施したり人事評価制度も見直して「ノアイズム」というフィロソフィーを作りました。
前田
すごい。
社員が60名の頃にその10分の1の、6,7名が一斉に辞めるなんて。
聞いただけでゾッとします(汗)
フィロソフィーを浸透させるのは大変だったのではないですか？
大西社長
めちゃくちゃ大変でした(笑)
でも、やる一択、でしたね。
今でも社員は3ヶ月に1回、フィロソフィー勉強会に参加しています。
フィロソフィーはノアの基本というか、、、背骨というか心臓みたいなものですね。
前田
皆さんとお話しして驚くことがあります。
それはお客様もスタッフさんも皆さんが「ノアは…」って会社のことを呼ぶことです。
これって、、、なかなか無い。
大西社長
ありがとうございます。嬉しいです(笑)
ノアでは「スタッフは家族」って考えています。
だから、、、
ノアを退職することは「イコール家出」なんです。
「退職＝家出」。
家族といっしょなんです。愛情をかけないと離れていく。辞めていくんです。
関係性ができていなければ社員は話を聞きません。自分の話を聴いて欲しければこっちから関係性を作るんです。
関係性を作るためには愛をかける。
愛とは「＝関心」です。こちらから関心を持つことが大切なんです。
だから相手に対して無関心なのが一番だめ。
愛の反対は「無関心」です。だから、とにかく相手に関心を持つ。関心を持って話しかける。
そこからスタートです。
前田
なるほど。徹底していますね。
私は大西社長から、愛というか関心というか、そういうものが広がっていく印象を持ちました。
大西社長からスタッフの皆さんに「愛＝関心」が広まる。
関心を持つから、大西社長とスタッフの皆さんの間に関係性が築かれる。
「愛＝関心」を伝えられたスタッフの皆さんは、それをお客様に広げようとする。
スタッフの皆さんからお客様に「愛＝関心」が広まる。
関心を持つから、コミュニケーションが生まれて関係性が築かれる。仲良くなる。明るくなる。
大西社長
その通りです。
前田
笑、だからこそ、加藤コーチのお付き合いされている彼女のことにも関心を持つ！
大西社長
その通り(笑)
実は加藤コーチの以前の彼女はですね…
前田
あわわわ(汗)
ちょっと記事に出来そうにないですから、その話は大丈夫です。
「テニスを教えること」と「テニススクール」は同じではない。
前田
大西社長、、、、
私は分かってきましたよ(笑)
大西社長
何がですか(笑)
前田
ノアさんは「テニスの技術を教えてもらうところ」ではないですよね。
つまり、、、
ノアさんの中では「テニスの技術を教えること」と「テニススクール」とは明確に違っている。
大西社長
おお！
鋭い。その通りです。
実は、、、
テニスコーチっていう職業はどっちかって言うと”職人”なんですよね。
コーチは職人だから師匠。教わるスクール生は弟子。
だから弟子のほうが師匠に気を遣う(笑)
前田
職人って例え、めっちゃ分かりやすいです。
師匠と弟子って考えると、、、
確かにテレビアニメの『エースをねらえ』宗方コーチもバリバリの師匠感があります(笑)
大西社長
ノアでは、コーチが職人ではダメ、って考えています。
テニススクールはサービス業なんです。お客様からお金をいただいて「テニス技術を教える」というサービスを提供している。
だからノアでは、テニスコーチは職人であるだけでなく、プラスして「サービスを提供する人」でなければいけないんです。
前田
分かりやすい。
サービスを提供する人なんだから、例えばリッツカールトンのホテルマンと一緒。
大西社長
その通りです。
だから、ノアはテニスをやっていないんです。
ノアがやっているのは、テニスにサービス業の要素を加えた「テニススクール」なんです。
前田
「テニススクール＝テニス＋サービス業」ってことですね。
つまり、、、
ノアさんの中では「テニス」と「テニススクール」は全く別モノってことですね。
ノアさんと言えば「全天候型の屋内テニスコートが快適！」って考えてしまうところですが(笑)
大切なのには、外側のハコより、内側のコンテンツってことですよね。
レストランとかの飲食もそうですよね。
綺麗な外観や内装のレストラン！ってだけで流行るかっていったらそうではない。美味しい料理や楽しいスタッフがいないと繁盛しない。
つまりノアさんの強みは、全天候型の屋内コートやテニスを教える技術だけでは、ない。
「テニススクールのサービス」
っていう、レストランで言うところの美味しい料理をバッチリ！提供してみせた。
だから大繁盛しちゃった訳ですね〜
大西社長
うまいこといいますね(笑)
美味しい料理がご提供できているといいんですが(笑)
前田
いやいや！ご謙遜を(笑)
このHAT神戸校のスタッフの皆さんやお客様の笑顔がすべて物語っていますよ。
みんなノアさんが提供している美味しい料理を心の底から楽しんでおられる。
大西社長
ノアのお客様はいい人がほんとうに多いです。
お客様同士が仲良くなる。
テニスはコミュイニティスポーツ、コミュニティが生まれやすいんです。
お客様同士で仲良くなって旅行に出かけたりもする。
前田
コミュニティスポーツであるテニスのポテンシャルを存分に引き出したのが、、、
ノアさんの「テニススクール」サービスという気がしますね。
これってもはや大発明！な気すらします(笑)
大西社長
褒めすぎないでください(笑)
私はほんとは人見知りなんです。照れてしまいます(汗)
前田
またまた〜！
私もノアさんに行きたくなってきました。今度、大阪にスクールができるんですよね？
大西社長
はい、大阪府の池田市と、大阪市内の阿波座にできます。
前田
阿波座は私たちの会社のめちゃくちゃ近くです！
絶対に通います！
大西社長
是非いらしてください！
またお話ししたいです(笑)
前田
今度は、、、
加藤コーチの恋愛ストーリーを詳しく聞かせてください(笑)
本日はありがとうございました！
ノアさんがもっともっと大きくなって、笑顔でいっぱいのテニススクールが日本中にもっともっと広がることを期待しています！
日本が明るくなると思います！(笑)
大西社長
ありがとうございます(笑)
頑張ります！
ここまでのまとめ
とにかく明るい！社長もスタッフもお客様も笑顔でいっぱい！
ノアさんを取材して思ったのは「笑顔はウェルビーイングの基本だな」ということです。
私たちオアディスワンは体質改善という切り口でお客様のヘルスケアに関わっています。お客様の体質を改善するサービスをご提供してもう5年になります。
嘘みたいな話ですが、、、
ストレスがあると本当に体質改善ってとても効率が悪くなるんです。
例えば、ストレスがあると消化吸収の効率が悪くなって便秘気味になりますし、ストレスに対応するためにアドレナリンやコルチゾールという物質が出て太りやすい体質になったりします。
だから！笑顔でストレスを吹っ飛ばすことはけっこう大切なんです。
そしてもちろん、体質改善には適度な運動が必要です。運動しなければ筋肉が落ちてしまって代謝が悪いカラダになってしまいます。
それがノアさんでは、、、
「笑顔」＋「カラダを動かすこと」が一緒にできてしまう。
ヘルスケア的にも満点だし、結果としてお客様のコミュニケーションの量も増えてウエェルビーイングにも繋がっていく。
最強やな！と思いました。
