
はじめに
先日ある一部上場企業のヘルスケア担当の役員の方とお話ししたときのことです。
「実は…」
「AとBとCとDっていうサプリメントをいつも飲んでいます」
「これって正しいんでしょうか?」
とその役員の方は私たちにたずねられたんです。
誰もが知っている有名な一部上場企業の(しかもヘルスケア担当の)役員の方でも!
「サプリメントの正しい選び方」については知らないものなんだ…と驚きました。
考えてみるとそうですよね。
各メーカーによってそれぞれのサプリメントの商品説明はしっかりとされています。
〇〇の成分が他社と比べてこれだけたくさん入っている!って丁寧に説明している商品すらあります。
でも、、、
●こういう飲み方をすればサプリメントは効率的にカラダに吸収される
●このサプリとあのサプリを一緒に飲むのは効率が悪い
このような視点で「サプリメントの飲み方」をまとめてくれているメーカーはほとんどありません。
例えば、キャベツや白菜にどんな栄養素が含まれていてどれだけカロリーがあるか?ググれば簡単に出てきますよね。
それ以上に、、、
「キャベツはロールキャベツにしたら美味しいよ」
「白菜は豚肉とミルフィーユ鍋にした方が美味しいよ」
などといった相性の良い食材の情報もたくさん見つけることが出来ます。
同じようにサプリメントに関しても、
「こうすると効果的に吸収される」
「このサプリとこのサプリは相性がいい」
といった情報があってもいいはずです。
そこで今回は!
●サプリメントを効率的にカラダに吸収させる方法
このことについてまとめてみたいと思います!
前田晴代
この記事を監修しました。
前田晴代です(^^)
■ この記事を監修いただいた専門家
前田晴代さん
体質改善ブランド「オアディスワン」プロデューサー/株式会社MEETSHOP 代表取締役
1996年~2017年の21年間、大阪に拠点を構える大型美容室の経営陣として活躍。入社当時2店舗だった会社を国内外10店舗、年商11億円の業界トップクラスの規模へと成長させる。2017年独立、株式会社ミートショップを設立。現在は自社事業を運営しつつ、村田製作所などの超大手企業や海外ユニコーン企業の新規事業開発などを手掛ける。
2019年度大阪市トップランナー事業認定。2019年理化学研究所ヘルスケアビジコン選出。2020年池田泉州銀行ニュービジネス大賞受賞。2025年南都銀行ナントサクセスロード最優秀賞受賞。
そもそもサプリメントはどこで吸収される?
サプリメントは健康補助「食品」です。つまり食べ物です。
ですので私たちは他の食べ物と同じようにサプリメントを消化吸収します。
サプリメントを消化する
→胃の働き
サプリメントを吸収する
→腸の働き
つまりサプリメントに入っている栄養素を吸収するのは私たちの「腸」の働きなんですよね。
<腸について>
小腸(十二指腸・空腸・回腸)と大腸から出来ている。腸の働きは主に4つ。
①吸収:分解された栄養素や水分を吸収する。
②排泄:蠕動運動により不要な老廃物と毒素を便として排泄する。
③免疫:免疫細胞が集中していて常に外敵菌等から守っている。
④消化:食べ物の最終消化と腸内細菌による分解が行なわれる。
ここで少し補足しておきますと…
④の消化は、胃による消化が行われなかった食べ物が仕方なしに腸に回ってくるイメージです。
本来の腸の働きではありません。
ですので、このように胃で消化できなかったものが腸に入ってくると腐敗を起こして腸内環境を悪くする原因になります。
カラダには「吸収モード」がある?
ここで「吸収」について考えてみたいと思います。
結論から言いますね。
私たちのカラダは「栄養素を吸収するモード」になっていなければ!吸収の効率が非常に悪くなるんです。
これは例えば、、、
私たちの恋愛モードと同じです!
「あ〜どうしても彼氏欲しい!!!」
ってモードの時ってありますよね。
一方で、仕事が忙しかったり何かの資格の勉強に打ち込みたい時って「今は恋愛はいいから!」ってデートのお誘いもシャットアウトしますよね。
恋愛モードと同じように私たちのカラダも「吸収モード」にならないと必要な栄養素を吸収しようとしないんですよね。
私たちのカラダの吸収モードとは「副交感神経優位の状態」です。
以下の図にもありますように私たちのカラダは副交感神経優位になることで食べ物を消化し吸収しようとします。
副交感神経優位とはリラックスするモードですので!
サプリメントの栄養素をしっかりカラダに吸収させようと思うとまずはリラックスする時間をしっかり取ることが大切なんですよね。
また、胃や腸などの臓器は筋肉で出来ていますので、水酸化マグネシウムなど筋肉を緩めるはたらきがある栄養素をしっかり摂ることも大切です。
腸にあるミネラルを吸収するための入口
さまざまなサプリメントがありますが、多くのサプリメントはカラダに必要なミネラルを補助的に摂取するためのものであると言えます。
ミネラルって?
厚生労働省のサイトによると、
・生体を構成する主要な4元素(酸素、炭素、水素、窒素)以外のものの総称。代表的なものはカルシウム、リン、カリウムなど。
・ミネラルは、互いに吸収や働きに影響をあたえ合うことがあるため、バランスよく摂ることが求められます。
とあります。
簡単に言うとミネラルとは「カラダの潤滑油」のようなものです。
例えば、貧血には鉄分を摂取することが大切だと言われています。
ですが、鉄分が効果的にカラダに吸収されるためには、
・亜鉛
・銅
・葉酸
・ビタミンB12
などのミネラルが必要であると言われています。
鉄分がスルッとカラダに吸収されるために亜鉛や銅などのミネラルが必要になっている。
そんなイメージですね。
腸にはこれらミネラルを吸収するための入口があります。
しかも、、、
その入口は2種類あるんです。
「HCP1」と呼ばれる入口と「DMT1」と呼ばれる入口です。
・HCP1…ヘム鉄専用の入口
・DTM1…ヘム鉄以外のミネラルの入口
なんと!
亜鉛や銅などのヘム鉄以外のミネラルはすべて!DTM1の入口を使っているんです。
驚きですよね。
言い換えるなら、、、
・ヘム鉄専用の入口(HCP1)…ファーストクラス専用の入口
・ヘム鉄以外のミネラルの入口(DTM1)…エコノミークラスの入口
という感じです。
例えば、修学旅行の学生たちでいっぱいのエコノミークラス。
受付カウンターは混雑していますよね。
一方で、ファーストクラス専用の受付はスムーズ。
どうぞどうぞとスムーズに飛行機に搭乗できます。
まとめると、、、
腸での吸収を考えるとミネラルは「ヘム鉄」と「ヘム鉄以外のミネラル」を分けて考えると良いと言えます。
鉄分でも、生レバーなどから摂れる吸収の良いヘム鉄はファーストクラス専用の入口から吸収されます。
一方で、ほうれん草などの植物性の食べ物から摂れる「非ヘム鉄」は混んでいるエコノミークラス専用の入口から吸収されます。
病院で処方される鉄剤などは非ヘム鉄ですので、他のミネラルをたくさん摂った場合には極端に吸収が悪くなったりします。
エコノミークラス専用の入口が大渋滞していますので…仕方ないですね。
サプリを効率的にカラダに吸収させる方法2つ
ここまでの記事でもう分かって頂けていると思います^ ^
まとめますね。
まず一つ目は、カラダを吸収モードにすることです。
私たちの心の恋愛モードと同じで、カラダは吸収モードにならないと必要な栄養素を吸収しようとしません。
吸収モードはカラダが副交感神経優位になっている状態です。
副交感神経優位になる方法としては、
・リラックスすること
・スマホやテレビを夜は消すこと
・湯船につかること
(シャワーだけの入浴はNG)
などが挙げられます。
こちらの記事も参考になると思いますのでぜひ読んでみてください。
次に二つ目は、ヘム鉄と他のミネラルは吸収の入口が違う、ということを理解することです。
私たちオアディスではヘム鉄はカラダにとても大切だと考えていて!
だからオアディス最初のサプリメントはヘム鉄を効率的に吸収することに徹底的にこだわった「ればーのかわり」を出すことに迷いはありませんでした。
カラダに必要なヘム鉄を腸にあるヘム鉄専用の入口から一番効率的に吸収させることだけにこだわったのが「ればーのかわり」ですね。
もしご自身が「特にこのミネラルを集中的に摂りたい!」って思った場合は!
エコノミークラス専用の入口が渋滞を起こさないように…って考えてみるのも良いかと思います。
まとめ
いかがでしょうか??
どんなサプリメントが自分に合っているか?っていうことは考えることが多かったと思います。
でも意外に、、、
自分はサプリメントの栄養を効率的に吸収できているか?ってことを考えたことってなかったですよね。
せっかく高いお金を払って買っているサプリメントです。
効率的にカラダに吸収させたいものですね^ ^
また、私たちオアディスワンでは37SALONの店頭と同じように、メールやチャットでサプリメントや体質改善のご質問をお受けしています。
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