30代のプレ更年期、40代50代の更年期の人たちが憂鬱なもの。それはズバリ健康診断です。嫌ですよね。あれ。。。
コレステロールの値が上がった、、、
内臓脂肪が増えた、、、
体重が増えた、、、
それにしてもなんで健康診断みたいなものがあるんでしょうかね。一年に1回、不都合な現実を私たちに思い知らせるためにあるんでしょうか。
分かってるわ!
そんなもん!
言われんでも!
って思わず突っ込んでしまいがちですが(笑) 増えつづける体重やコレステロールの影に隠れて密かに悪化している数値がありますよね。
そう。貧血です。
いきなり言われるんですよね。「貧血気味です」って。ぜんぜん自覚がないのに突然目の前に現れる現実、それが貧血。
そこであなたは先生に質問します。
「どうしたらいいですかね?」
すると先生は答えます。
「鉄剤でも処方しておきましょうかね」
なんなの鉄剤って?!
鉄を飲むってこと?!
鉄って飲んでいいの?!
そういうやり取りを通して私たちは刷り込まれるんです。「貧血には鉄剤を飲んどけばいい」って。
でも、、、
ちょっと待ってください。
そもそも論で、、、
「貧血」の定義って分かっていますか?
「なぜ貧血に鉄剤がいいか」分かっていますか?
「鉄剤とヘム鉄ってどっちがいいのか」分かっていますか?
更年期の様々な不調の中には貧血が原因のものが実は多いんです。
なので貧血や鉄剤のことを詳しく知っておくと何かと役立ちますよ。
そこで今回は!
更年期の体質改善の専門店である私たちオアディスワンが「貧血改善には鉄剤とヘム鉄どっちがいい?」について徹底的にまとめてみたいと思います。
鉄剤を飲み続けると便が黒くなることがあるんですが、意外に知られていないその理由についても詳しく説明してみたいと思います。
「30代〜50代の貧血」科学的な定義とは?
私たちは更年期の体質改善の専門店・オアディスワンをやっています。私たちのブランドや店舗のお客様は、30代のプレ更年期、40代50代の更年期の方が多いです。
30代〜50代のお客様の体質改善を考えたとき、まず一番最初に取り掛かるのが「貧血の改善」です。
では、、、
そもそも論で「貧血」の科学的な定義っていうのは何なのでしょうか?
厚生労働省のe-ヘルスネットによると、
貧血とは赤血球に含まれる血色素(ヘモグロビン)濃度が低下した状態をいいます。
と、あります。
では、、、
血液中のヘモグロビン濃度が低下したらいったいどんなことが起こるのでしょうか?
ヘモグロビンは肺で取り入れた酸素を全身の細胞に運んでいます。つまりこんな流れです。
呼吸する
↓
肺に酸素を入れる
↓
酸素が血液(ヘモグロビン)に乗せられる
↓
ヘモグロビンが酸素を全身の細胞に運ぶ
ヘモグロビンの濃度が低下すると何が起こるか?血液の酸素を運ぶ能力が低下してしまいます。
その結果として全身の細胞は酸素が足りない状態になります。酸欠状態です。
つまりまとめると、、、
貧血とは血液の酸素運搬能力が低下
↓
その結果として全身の細胞が酸欠状態になっている
ということができます。
体が酸欠状態となることを「貧血」という。
特に、、、
30代のプレ更年期、40代50代の更年期の人たちは、仕事や家庭でのストレスをたくさん抱えている人が多いです。
ストレスが多いと脳がエネルギー不足になり血糖値が低下しますから、カラダは血糖値を上げようとしてアドレナリンやコルチゾールをたくさん分泌します。
アドレナリンやコルチゾールの材料はタンパク質ですので、ストレスの多い30代〜50代はタンパク質不足のことが多いです。
一方、ヘモグロビンの材料は「ヘモ」が表すヘム鉄と「グロビン」が表すグロビンたんぱくです。
だから、、、
ストレスの多い30代〜50代はタンパク質不足からヘモグロビンの材料が不足して貧血気味の人が多くなります。
ストレス
↓
カラダはアンパク質不足になる
(アドレナリンやコルチゾールをたくさん作るから)
↓
タンパク質不足でモグロビンの材料が足りなくなり
↓
貧血になる
こんなことが30代〜50代のカラダの中では起こってるんですよね。
「貧血の薬」鉄剤の正体っていったい何?
では、、、
「貧血の薬」として処方される鉄剤の正体はいったい何なのでしょうか?鉄がそのままカプセルや錠剤のなかに入っているのでしょうか?
以下の記事にありますように鉄剤の原料は、
◉精製した鉄粉を主原料にしている
とあります。
何と、、、
意外にも鉄をそのまま使っているんですね。
衝撃の事実です。
少し詳しく説明しますと、
◉鉄剤の原料
塩化第一鉄、フマル酸第一鉄、クエン酸第一鉄ナトリウムなど
といったものが鉄剤の材料になります。
つまり私たちは病院で処方されて「鉄の化合物」である鉄剤を飲んでいることになるんですね。
一方、鉄はとても酸化しやすい物質でもあります。
酸化した鉄は「酸化鉄」と呼ばれます。名前は鉄ににていますけど正体はまったくの別物です。
例えば、、、
中学校の理科の実験を思い出してください。
鉄は磁石にくっつきます。しかし燃やしたり錆びたりして酸化した「酸化鉄」は磁石にくっつきません。
磁石にくっつかないということはまったく別物に変わってしまっているということです。
なぜこんな話をしたかというと、、、
実は鉄剤は「酸化している鉄」である酸化鉄なんですよね。私たちは酸化鉄と鉄剤として飲んでいることになります。
で、、、
科学的にはこの「酸化している鉄」の一種に非ヘム鉄があります。病院で処方される鉄剤は非ヘム鉄なんですよね。
一方、その逆の「酸化していない鉄」のことをヘム鉄といいます。
◉非ヘム鉄
→病院で処方される鉄剤
→酸化している
◉ヘム鉄
→酸化していない
このような分類になります。
ここでは「病院で処方される鉄剤は、非ヘム鉄で、酸化している」とだけ覚えておいてください。
非ヘム鉄とヘム鉄の違いは次の章で詳しく説明します。
更年期が知っておくべき鉄剤とヘム鉄の違いTOP3
ここで最初の話に戻ります。
貧血の定義って何でしたっけ?
ヘモグロビンの濃度低下でしたよね。
じゃあなぜ?ヘモグロビンの濃度が低下するか?っていうとヘモグロビンの材料であるヘム鉄とタンパク質が不足するからでした。
そうです、、、
もう、、、わかりましたね。
貧血改善にはヘム鉄が必要なんです。ところが病院で処方される鉄剤は非ヘム鉄で酸化しているんです。つまりヘモグロビンの材料としてはあまり効率的ではないんですよね。
貧血改善には「酸化していない鉄」ヘム鉄が必要
↓
ところが鉄剤は「酸化した鉄」非ヘム鉄であることが多い
という訳です。
鉄が酸化しているかどうか?の見分け方はかんたんです。
鉄剤を飲んで便が黒くなった場合は吸収率の悪い非ヘム鉄です。カラダに吸収されず便として出てしまうので便がそのまま鉄の黒色になってしまうんです。
それではここで「鉄剤とヘム鉄の違いTOP3」簡単にまとめようと思います。
第3位
鉄剤→便が黒くなる
ヘム鉄→便が黒くならない
第2位
鉄剤→吸収率が悪い(2〜5%)
ヘム鉄→吸収率が良い(15〜25%)
第1位
鉄剤→酸化していることが多い
ヘム鉄→酸化していない
貧血改善にはヘモグロビンの材料であるヘム鉄が必要です。「酸化していない鉄分」ヘム鉄をしっかり摂ることが貧血改善には効果的なんですよね。
そして、貧血改善は更年期の体質改善の第一歩なので、これらを知っておくと効率的に体質改善を進めていけますよ。
まとめ
貧血改善には鉄分。これは間違いありません。
ところがヘモグロビンの材料になるのは酸化していない鉄分=ヘム鉄ですので、実は鉄分はあまり効率的ではないんですよね。
貧血改善をしっかりしようと思うなら、
◉酸化していないヘム鉄
をしっかり選んで体質改善に取り組むことが大切です。
では、、、
どのサプリを選んだらいいか?なんですが^ ^
サプリが酸化しているか?酸化していないか?ご家庭でもできる簡単な実験動画を参考に貼り付けておきます。
「こんなにも違うのか、、、」っていう衝撃の内容です^ ^