はじめに
結論から言います。
ダイエットのために朝プロテインの飲んでいる更年期のあなた。逆に太ってしまう可能性があります。
この悲劇を避けるためには以下の公式を頭に叩き込んでおいてください。
「プロテインドリンク=タンパク質+糖質」
「更年期になって太ってきたからダイエットしよう!」と意識して飲んでいるプロテインドリンクには結構な量の糖質が入っているかもしれません。
プロテインドリンクってカラダにいいんじゃないの?!
プロテインドリンクでダイエット出来るって聞いた!!
プロテインってダイエットのために作られたんじゃないの??なんでそんなに糖質が入っているのよ!?
こんなイメージがありますよね。
こんなふうに疑問を持つのは、あなたが「プロテイン」の意味をしっかり理解していないから!
今回は、、、プロテインドリンクの本当の役割をお伝えしていきたいと思います。
- 「プロテインドリンク=プロテイン」ではない
- プロテインドリンクが作られた目的
- 更年期はプロテインで太りやすい?
- 朝ダイエットにおすすめのプロテインドリンクTOP3
- まとめ
「プロテインドリンク=プロテイン」ではない
みなさん「プロテインって?」と聞かれると、何をイメージしますか?
多くの方は「プロテインドリンク」が頭に浮かんだのではないでしょうか。
「プロテイン=プロテインドリンク」
ただ、、、
これは半分は正解で、半分は間違っている認識です。
そもそも、プロテインは英語です。
英語ではproteinと表記され、日本語に直すと「タンパク質」という意味を表します。
英語:protein → 日本語での意味:たんぱく質
本来の英語の意味では「プロテイン=タンパク質」なんです。
つまり、プロテインドリンクにはタンパク質がたっぷり入っていますが「プロテイン」とイコールではありません。
だって、ドリンク、ですから。
簡単にまとめますね。
◉(英語の)protein =(本来的には)タンパク質
◉プロテインドリンク = タンパク質+他の何かが入っている
何が言いたいのかというと…
「プロテインドリンク」が生まれたそもそもの経緯や設計を知らないと、ダイエットのために飲んでいるつもりのプロテインドリンクが逆に太ってしまう原因になる可能性がある、ということです。
いったいどういうことか?見ていきましょう。
プロテインドリンクが作られた目的
そもそもプロテインドリンクは何のために飲むものなのか?
もちろん、タンパク質をとるため ですよね。
ただ、ここで一つ付け加えたいのが、
プロテインドリンクは、ハードな運動をしている人が効率的にタンパク質を摂るために設計されている、ということです。
プロテインドリンクはトレーニング後の疲れ切った筋肉にタンパク質を補給するために作られれいるんじゃないの?
そう思ってしまいがちですよね。
答えは「NO」です。
まず皆さんに理解していただきたいのは「プロテインドリンク=運動をする人のための飲み物」だということです。
詳しく説明していきますね。
私たちは運動するためにたくさんのエネルギーを消費します。
特に、筋トレやハードなトレーニングはエネルギーをたくさん使います。その結果、私たちのカラダはエネルギー不足を起こします。
ここで言う「エネルギー」は、糖質だと思ってください。
例えば、激しい運動したあとは頭がぼーっとしますよね。
その状態はまさに脳がエネルギー不足が起こしている状態です。脳のエネルギーは糖質ですので、脳が糖質不足になっているんですよね。
筋トレやハードなトレーニングの後も、基本的に私たちのカラダの中では同じことが起こっています。
このままだと大変です。脳だけじゃなくカラダじゅうがエネルギー不足になってしまいます。
じゃあ、どうするか?
なんと!私たちのカラダは自分自身でエネルギーを作り出し始めます。
少し整理しますね。
筋トレやハードなトレーニング
↓
カラダ中がエネルギー(糖質)不足を起こす
↓
不足しているエネルギー(糖質)をカラダの中から作り出そうとする
驚きですよね。
そして、ここからが本題です。
私たちのカラダが「カラダの中から」エネルギーを作り出す方法は3つあります。
もう少し詳しく言うと、、、
カラダがエネルギー不足のときに使う「エネルギーの材料」は3つあります。
①糖質を使う
②脂肪を燃やす
③筋肉を溶かす
筋トレやハードなトレーニングの後はカラダがエネルギー不足です。
ずっと長い時間、トレーニングしていると口から何も摂っていませんので、①の糖質を使うことができません。カラダにストックされている糖質も空っぽになっています。
じゃあ、どうするか?
脂肪を燃やそうかな〜
って思うところなんですが、ところが脂肪はめちゃくちゃ燃えにくい。皆さんも聞いたことありますよね?「有酸素運動を20分以上続けないと脂肪は燃焼し始めない」そんなエビデンスもたくさんあります。
糖質はない。
脂肪は燃えにくい。
じゃあ、カラダはどうするか?
なんと、、、
筋肉を溶かしてエネルギーを作ろうとするんです。
筋肉をつけるために筋トレやトレーニングをやっているのに、運動後にカラダが筋肉を溶かしてエネルギーを作り始めたら本末転倒ですよね。
そこで!
登場するのが「プロテインドリンク」なんです。
筋トレやハードなトレーニングのあと、筋肉が溶けてしまうのを防ぐために設計されているのがプロテインドリンクなんです。
(このようにカラダが筋肉を溶かしてエネルギーをつくることを難しい言葉で「糖新生」といいます)
冒頭で、
「プロテインドリンク=タンパク質+糖質」
だとお伝えしました。
糖質はカラダにとってすぐに使えるエネルギーになります。
運動の後、プロテインドリンクを飲みます。すると、すぐに吸収される糖質がカラダの中に入ってきます。
そのことで、糖新生による筋肉の分解を抑えられ、本来届けたい場所である筋肉にしっかりとタンパク質を届けることができます。
これが、プロテインドリンクの設計、です。
つまり、、、
運動せずに朝からプロテインドリンクを飲むことは、カラダに余分な糖質を入れているだけ、と言うことができます。
毎日これを続けると、、、そりゃあ、太りますよね。汗
更年期はプロテインで太りやすい?
プロテインドリンクは運動のあとの新糖生をふせぐために糖分が多く含まれていることがわかりました。
朝からしっかり筋トレしている人にとってはもちろん必要な糖分ですが、ハードな運動をしていないのであれば、よぶんな糖分です。
とくに40代〜50代の更年期女性は「余分な糖分を脂肪として蓄えやすい」「脂肪が落ちにくい」というカラダになっているので気をつけてほしいです!
どういうことか?すこしくわしく説明すると…
まず前提として更年期になると卵巣で女性ホルモンがつくれなくなりますよね。
女性ホルモンの量が一気に不足してしまいます。するとカラダはどうするか?実は足りない女性ホルモンは脂肪で作り出されるようになります。
そう、更年期は脂肪が大事な働きを担うんです!
結果、カラダは余分な糖質をすぐに脂肪に変えて、できた脂肪は分解されにくくします。
というわけで…朝から余分な糖質をとりやすい「朝プロテインダイエット」は、やり方を間違えると更年期の脂肪をふやす原因になってしまう可能性が高い!!
気をつけてくださいね。
朝ダイエットにおすすめのプロテインドリンクTOP3
それでは最後に!朝からタンパク質を摂るためにプロテインドリンクを飲んでいるという方のために…
オアディスワンが「ダイエットのための」おすすめプロテインドリンクTOP3をご紹介しますね。
選ぶポイントは3つです。
1.糖質が少ない
プロテインドリンクの糖質は運動した後に必要なもの!朝に飲む場合は糖質が低いものをえらびましょう。
2.タンパク質が多い
タンパク質は毎食約20gとるのが理想とされています!
3.朝の時間がない時でも手軽に飲める
時間がない朝のために、飲みやすいものを選びます。
・1杯あたりのたんぱく質量14.6g
・1杯あたりの炭水化物量2.8g
・1杯あたりの脂質量1.5g
タンパク質が少し少なめですが…低カロリー低糖質でダイエット向きのプロテインです♪
第2位 ホエイプロテイン アイソレート
・1杯あたりのたんぱく質量25.8g
・1杯あたりの炭水化物量1.6g
・1杯あたりの脂質量0.7g
こちらの商品は「毎日継続して続けられる」ためにつくられたもの。ダマになりにくく飲みやすいのが特徴です。
糖質がとても低くタンパク質もしっかり摂れます!
第一位 SAVASアスリート ウエイトダウン
・1杯あたりのたんぱく質量16.8g
・1杯あたりの炭水化物量0.7g
・1杯あたりの脂質量1.0g
高タンパク質、低糖質のダイエット用プロテインドリンクです!
余分な糖質が入っていないのでオススメですよ。
まとめ
ダイエットのために朝からプロテインを飲むと…逆に太ってしまう!
実は…プロテインドリンクには運動後の筋肉分解を避けるために、大量の糖質が含まれています。
この糖質は運動しない人にとって「余分な糖質」。とりすぎることで太る原因になります。
とくに脂肪がつきやすい&一度つくと落ちにくいという体質になりやすい更年期にとって、余分な糖質を朝からとるのはかなり太りやすい行動だと考えられます。汗
また、プロテインドリンクでタンパク質をとりすぎると、タンパク質を分解する肝臓や腎臓の仕事が増えてしまいます。
理解しておいていただきたいのは…
プロテインドリンクは、運動をしている人が効率的にタンパク質を摂るために設計されているということです!
プロテインドリンクの成分をしっかり知って、正しいタイミングで飲むようにしてください!