はじめに
1月はセンター試験
2月は小学校受験
3月は高校受験
受験生にとって今の季節は受験一色!
Twitterをみていると、、
「早朝に大きなリュックを背負って「塾に行きます」って顔している子どもを見るとそれだけで泣けてくる」
「受験するために払う「受験料」のお金の感覚が鈍る。」
「◯◯校◯名合格、など塾の壁に貼っているチラシを必死で見てしまう」
こんなかんじで、受験生の親たちのつぶやきをよく目にするようになりました。
わたしの上司も受験生の娘ちゃんがいるワーキングママ。
塾のテストがどうだった、出願届の締め切りがギリギリで危なかった、きょうも三者面談などなど…毎日受験のぼやきを聞くのですが…笑
やっぱり一番心配なのは娘ちゃんの体調面らしく、、
「受験生になって、カラダにかなり負担が掛かってると思う」と言っていました。
なるほど、生活リズムの乱れやプレッシャーやストレスなどで、カラダに不調が起こっている受験生は結構いそうです。
ということで今回は、受験期におこるカラダのトラブルTOP3を聞いてみました。
上司いわく、、
1.受験太り
2.夜中何度も目が覚める
3.肌がかゆくなる(炎症が起こる)
受験期の学生はこの3つのトラブルが起こりやすいみたいです。
ではこれがなぜ起こるのか?原因を解説し、対策法もあわせてお伝えしたいと思います!
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かなこ
オアディスワンスタッフ。 上司のはるよさんから受験生を育てるママの話を聞いて、じぶんが大学受験をしたときにストレスで親に八つ当たりしていたことを今になって申し訳ないと思っている24歳。
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前田晴代
オアディスワンのディレクター。 現在中学三年生、高校受験を目前にひかえる娘がいる。仕事に子育てにてんてこまいな毎日を過ごしながらもいつも元気なワーキングママ。
1.受験期に太った
かなこ
まず一つ目は、受験太りです。
わたしも受験期に一気に太って、泣
顔パンパンの状態で卒業式を迎えたという苦い思い出があります…笑
前田晴代
受験太りって言葉があるくらいだもんね。うちの娘もどんどん大きくなっていってる。
かなこ
やっぱり食べ過ぎ&運動不足が原因ですよね?
前田晴代
それもあるけど…
実は、一番の問題は『ストレス』!
受験生って食べなくても『太りやすい体質』になってしまうのが受験太りの大きな原因。
かなこ
受験のストレスで太りやすい体質に…!?
受験生は太りやすい体質になりやすい?!
受験太りといえば、食生活と運動不足だと思いがちですが…実はそれだけが原因じゃないみたいなんです。
では、はるよさんの言う受験生=太りやすい体質になりやすい って一体どういうことか?
結論からお伝えすると…
ストレスによって自律神経が乱れると基礎代謝が下がり太りやすくなってしまいます。
自律神経とは、内臓や体温など、私たちの意志ではコントロールできない部分を調節する神経のこと。
例えば、緊張しているときにドキドキする、暑い時に汗をかく、こういったカラダのコントロールは自律神経によって行われています。
この自律神経には【交感神経】【副交感神経】という2つの神経があります。
交感神経:緊張モード(アクセル)
副交感神経:リラックスモード(ブレーキ)
先ほどの例でいうと…緊張しているときにドキドキするのは、交感神経が優位になった結果心臓の動きが活発になるからということですね。
本来自律神経はこのふたつの神経をバランス良く使わないといけません。
しかし、、、ストレスが溜まっている人は交感神経を使いすぎてしまう!
こうして自律神経のバランスが乱れるとカラダのコントロールに影響が出始めます。
その一つが『血流が悪くなる』こと。
血流が悪くなると内臓が冷えてしまい、代謝しにくいカラダになってしまう!
代謝が悪いとカロリーを消費できず脂肪が増えるので…太ります。
かなこ
受験生はただでさえ運動不足になりやすいのに、ストレスで太りやすくなるって…
前田晴代
ちなみに今うちは娘の受験と反抗期とじぶんの更年期が重なって、親子で自律神経が乱れてるよ。。笑
ここまでのまとめ
受験期はストレスで自律神経が乱れやすい。
自律神経を整えるために大事なのが、リラックスして眠ることです。(寝ている間に自律神経を回復させる)
おすすめなのは、、、毎日15分湯船につかること。
湯船に浸かることで自律神経を副交感神経優位(リラックスモード)にして眠れますよ。
2.夜睡眠の質が悪くなった
かなこ
受験期におこるカラダのトラブル二つ目は、睡眠の質が悪くなることです。
前田晴代
これも本当にあるある。苦笑
勉強したことを頭に定着させるには睡眠がめちゃくちゃ大事なのに困るよね…。
かなこ
不思議です。なんで受験生になると睡眠の質が悪くなりやすいんですか?
やっぱり夜遅くまで勉強しすぎるから?
前田晴代
ふつうそう考えるよね。笑 ただオアディスの考える原因は違ってて。
問題は、、お菓子(糖質)の食べすぎ!
かなこ
甘いものを食べすぎることで睡眠に影響が出るんですか…!
糖質をとると睡眠の質が悪くなるのはなぜか?
では、お菓子を食べることで睡眠の質が悪くなってしまう原因をみてみましょう。
私たちがお菓子を食べると…血液のなかに糖質が流れ込み血糖値が上がります。(血糖値=血液中の糖の濃度)
そしてここからがポイント!
甘いものを食べて上がった血糖値はその後、カラダの中で分泌されるホルモンによって上がった分下げられます。
イメージはこんなかんじ↓ 血糖値に山ができてしまっていますね。
お菓子をおともに受験勉強をしている学生は多いと思います。
っていうことは、1日に何度も血糖値を上げて→下げるということを繰り返している。
こうして血糖値が乱れると…睡眠中にも血糖値が下がりやすくなってしまいます。
その結果、、、
⚫︎血糖値が下がる
↓
⚫︎脳のエネルギーである糖が不足
↓
⚫︎眠っているカラダが危険を感じて目をさます
こんなことが起こってしまうんです。
かなこ
お菓子は受験生にとって大事な相棒なのに…辛いです。
前田晴代
うちの娘も「食べることしか楽しみがない」っていつも言ってて。笑
解決策として…最近は血糖値を上げにくいナッツをおやつに。
これ、ライフハックならぬ受験ハック!笑
ここまでのまとめ
血糖値を乱さないために大事なのが…午後の糖質管理。
中でもとくに血糖値を上げやすい小麦製品は意識して控えてくださいね。
受験中のおやつにオススメなのが「ナッツ」です。血糖値を上げにくい&食べ応えがあるので、睡眠の質がわるいという受験生は試してみてください。
3.皮膚がかゆくなった
かなこ
受験期におこるカラダのトラブル三つ目は、皮膚のかゆみです。
これ、、ほんとに受験生と関係あるんでしょうか?
前田晴代
たしかにいっけん関係なさそうに感じるよね。
でも意外に受験生に多い悩みで。
「アトピーじゃないのに…」「さいきんやたらと肌をかいてしまうな…」っていう感じで。
前田晴代
そうなんですね。理由、気になります。
前田晴代
受験期に肌がかゆくなるのは…炎症物質が分泌してしまっているから!
受験生の肌がかゆくなりやすい理由
受験期にかゆくなりやすいのは、炎症物質が出てしなっていることが原因。
これ、一体どういうことか?
さきほどの血糖値のお話を思い出してください。
⚫︎甘いものを食べて血糖値が上がる
↓
⚫︎カラダの中で分泌されるホルモンによって上がった分下げられる
こうお伝えしました。
ここで登場した血糖値を下げるホルモンというのが【インスリン】。
このインスリン、実は、、、
血糖値を下げると同時に、炎症を引き起こす働きもあるんです!
つまり、血糖値を上げることでかゆみの原因となる炎症物質を分泌してしまっているということですね。
かなこ
受験生は血糖値を上げる食事をしがち。
それによって睡眠の質が悪くなったり、皮膚のかゆみを引き起こしたりしてるんですね…
前田晴代
受験勉強に集中するためにも、カラダの不調は避けたいよね。
あれもこれもダメというんじゃなくて、うまく置き換えてカラダを整えることが大事だとおもいます!
ここまでのまとめ
肌の痒みの原因も先ほどと同じく血糖値が関係していると分かりました。
血糖値が上がれば上がるほど、血糖値を下げるために必要なインスリンの量も増えてしまいます。
「空腹時に甘いものを食べる」「早食い」こういった行動も血糖値上昇の原因なので気をつけてくださいね!
まとめ
受験期におこるカラダのトラブルTOP3の原因と対策法についてお伝えしました。
1.受験太り
受験生が太りやすくなる原因はストレスで自律神経が乱れるから。自律神経が乱れると代謝の悪い太りやすいカラダになってしまいます。
→毎日湯船に浸かってリラックスした状態で眠りましょう
2.夜中何度も目が覚める
糖質を多く摂ると血糖値が乱れます。その結果眠っているあいだに血糖値が下がり、脳がエネルギー不足を起こして危険をかんじたカラダは目を覚ましてしまいます。
→血糖値を上げやすい小麦製品を午後にとるのは控えましょう
3.肌がかゆくなる(炎症が起こる)
血糖値を1日に何度も上げると、血糖値を下げるための【インスリン】が何度も分泌します。インスリンは炎症物質なので、肌がかゆくなりやすい。
→空腹時に甘いものを食べる・早食いなどの行動は血糖値を上げてしまうので気をつけましょう
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受験生は食生活ががらりと変わったり、ストレスを受けやすいため、これまで以上に体調管理が大切になります。
今日お伝えしたアドバイスで受験当日に力を発揮できるようカラダを整えていただければ嬉しいです!