
はじめに
「食生活は変わってないのに、太りやすくなった」
「更年期になると太るってほんと?」
こんなかんじで、オアディスワンのお客様から質問をいただくことが増えました。
とくに、40~50代の女性は更年期太りに悩まされているなと感じます。
そしてみなさんの相談を聞いていて感じるのが、、、
みなさん「更年期」について何となく知ってるけれど、正しいメカニズムを理解できている方はかなり少ない!ということ。
その結果、、、
◉命の母などの更年期サプリをとりあえず飲む
◉20代と同じようなダイエット法にチャレンジする
このような方法でなんとかしようと頑張っている方をかなり見かけます。
たしかに、痩せることだけ考えれば、これでもダイエット成功になるかもしれません。
しかし、40~50代のダイエットに大切なのは……
更年期のカラダでどんな変化が起こっているのかを知り、必要なケアをすること!
更年期についてしっかり理解しないと、太りやすいカラダを根本的に改善することはできません。
ということで今回は、、
●更年期に太る理由と更年期サプリの効果
●更年期の体質変化を改善する方法TOP2
について、どこよりも分かりやすくお伝えしていきたいと思います!
更年期に太る意外なメカニズム
まず、みなさんの一番気になる疑問。
更年期になるとなぜ太りやすい体質になるのか?
結論からお伝えすると、、、
「更年期になると脂肪がなくてはならない存在になるから」です。
どういうことか?簡単に説明しますね。
みなさんご存知の通り、更年期になると女性ホルモンの分泌量が減ります。これが様々なカラダの不調をまねく。
(更年期障害とは)40歳代以降の男女の性ホルモン分泌量の低下が原因となる自律神経失調症に似た症候群。
女性の場合は、閉経期前後の約10年間に卵巣ホルモンであるエストロゲンの分泌が急激に減少することによって症状が現れます。
女性ホルモンの分泌量が減るのは、閉経により、卵胞で女性ホルモンが作られなくなるからです。
ただ実は、女性ホルモンは卵胞の他に【副腎(ふくじん)】という臓器でも作られています。
(副腎は腎臓の上にあるちっさな臓器です。)
ですから、更年期になっても女性ホルモンの生産量がゼロになるわけではありません。
みなさんに覚えておいてほしいポイントは↓です。
◉ 更年期前は…「卵胞」「副腎」で女性ホルモンをつくっていた
◉ 更年期後は…卵胞の分も「副腎」で作らないといけなくなる
更年期になっても女性ホルモンの生産量がゼロになるわけではない。
しかし問題は、今まで卵胞と分担していた仕事を更年期になると副腎一人でやらないといけなくなる!ということです。
いきなりバディがいなくなるなんて…かなりハード。涙
そこで更年期のカラダにある変化が起こります。
実は、、、、更年期になると脂肪で女性ホルモンを作るようになる!!!
ビックリですよね。
更年期のカラダにとって脂肪は大切な女性ホルモン製造工場になっているんです。
こんな大事な役割になっていたら、そりゃあ…以前よりも脂肪を落とすのが難しくなるわけです。
【エビデンスまとめ】
●脂肪細胞は、女性ホルモンであるエストロゲンの前駆体(働きが抑えられている状態)をエストロゲンに変換する
更年期サプリはダイエットに効果があるのか?
そんな更年期太りを解消するためのアイテムとして人気なのが「更年期サプリ」。
小林製菓の「命の母」、大塚製薬の「エクエル」などが人気ですね。
それぞれのHPを見てみると、
【命の母】
・女性ホルモン調整作用。乱れがちな女性ホルモンのバランスを整える。
【エクエル】
・エクオールは女性ホルモン(エストロゲン)とよく似た働きをする成分であるエクオールがとれる
更年期サプリの主な働きは、更年期に減少する女性ホルモン量を調整すること。
これによって、
●更年期サプリで女性ホルモン量を調節
↓
●女性ホルモン分泌が安定する
↓
●脂肪がなくても大丈夫なカラダになる
脂肪を蓄える必要性が低くなり、脂肪を貯めにくいカラダになります。
9割が知らない!正しい更年期太り解消法
◉更年期になると女性ホルモンが脂肪で作られることで脂肪を貯めやすいカラダになる
◉更年期サプリで女性ホルモンの分泌を助ければ(脂肪の必要性がなくなり)痩せやすくなる
ここまで見てみると、命の母などの「更年期サプリ」を飲んでおけば解決じゃん!
って思いますよね。
ただ、忘れてはいけないのは、、、
更年期になり女性ホルモンの分泌量が減るというのは、決して悪いことではないということ!
これは自然なカラダの変化なんですよね。
そう考えると、女性ホルモンをサプリでコントロールする必要ってあるのでしょうか?
オアディスワン的には、、、、
更年期太りの本当の問題点は、「女性ホルモンが減ったあとのカラダに不調が出ないための準備」ができていないことだと考えています。
順番に説明していきますね。
いきなりですが、ちょっとイメージしてみてください。
———
ある凄腕の社長、ソフトバンクの孫さんのような人が経営する会社があったとします。
本来、会社で働いている人みんな一生懸命働くべきですが…みんなで頑張って働かなくても社長がいれば何とかしてくれる。
こうなると社長に頼りっきりになってしまいますよね。
そして、、彼が引退してしまうと…?
これまで頼りっぱなしだった分、会社はこれまで通り機能しなくなってしまうはずです。
———
いきなり何の話?って思いますよね。笑
実はこれ、更年期のカラダで起こることの例え話!
更年期になって太りやすくなったという方のカラダでも似たようなことが起こっていると考えられます。
更年期のカラダで置き換えると、、、
これまでずっと女性ホルモンづくりを卵胞に頼ってなんとかなっていたけれど、閉経後に卵胞が使えなくなると、副腎で十分に女性ホルモンをつくることができない。
(あまり自覚はないけれど、副腎が疲れているという人はかなり多い。)
こうして次は、脂肪に頼って女性ホルモンをつくるカラダになってしまうんです。
更年期太りの本当の問題は、副腎が元気に働けていないこと。
つまり、、、
更年期太りを根本から解消するためには「副腎を元気に」すればいい!
●女性ホルモンは卵胞と副腎でつくられる
↓
●更年期に閉経して卵胞で女性ホルモンがつくれない
↓
●副腎が元気なら(脂肪に頼らず)女性ホルモンを十分分泌できる
更年期サプリに頼るというのも選択肢の一つだとおもいます。
ただ、これではずっと薬が手放せなくなってしまう可能性がある。
一番良いのは「自分のカラダの持つ機能で更年期のトラブルにしっかり対応すること」っていうのがオアディスワンの考え方です。
更年期の体質変化を改善する方法TOP2
更年期太りを解消するには、副腎をしっかり働かせるのが大切だということがわかりました!
それでは最後に、オアディスワンがお客様にお伝えしている「きょうから出来る副腎ケアTOP2」をお伝えしていきたいとおもいます。
1.副腎が元気になる栄養をとる
一つ目は、副腎のエネルギー源となる栄養素をしっかり摂ることです。
副腎は「ビタミンC・パントテン酸・酵素」が大好物。
ビタミンC:果物、緑黄色野菜
パントテン酸:肉、きのこ、魚、豆類
酵素:生の食材(生野菜・お刺身・くだもの)
これらの食材を意識してとるようにしてみてください♪
2.ストレスを減らす
二つ目は、ストレスを貯めないよう気を付けることです。
実は、副腎の一番大切な働きはストレスから身を守ること!
私たちがストレスを受けた時に、コルチゾールというホルモンを分泌してカラダを調節してくれています。
ストレスの量が増えると、、、
●ストレスを受けるほど、コルチゾールを分泌しないといけない
↓
●副腎の仕事が増える
↓
●副腎が疲れて女性ホルモンを十分に分泌できなくなる
こんなことが起こってしまいます。
ストレスを減らすのが難しい場合は、カラダをしっかり休める時間を作ってみてください。
普段からカラダを安定させて自律神経を整えることで、ストレスを貯めにくいカラダをつくることが出来ますよ♪
まとめ
40代~50代のお悩みナンバーワンの「更年期太り」についてお伝えしました。
更年期太りを解消する方法を調べてみると、更年期サプリ、〇〇ダイエットなど、さまざまな解決法がありますが…
一番大切なのは、更年期のカラダでどんな変化が起こっているのかを知り、必要なケアをすること!
まず、更年期のカラダでは卵胞で女性ホルモンをつくれなくなります。これまで卵胞+副腎でつくっていた女性ホルモンを副腎だけでつくらなくてはいけなくなるわけです。
そこで更年期後のカラダは助っ人として脂肪でも女性ホルモンを作れるようにします。これによって更年期のカラダは脂肪を蓄えやすくなってしまうんですね。
卵胞で女性ホルモンがつくれなくなるのはカラダにとって自然な現象です。
問題は、、、副腎が元気に働けていないこと!
副腎が疲れている・エネルギー不足になっていると、カラダは脂肪で女性ホルモンを生産しようとします。こうしてどんどん脂肪を貯めていってしまうんですね。泣
更年期太りを根本的に改善するために、最後にお伝えした副腎ケア方法を意識してみてください♪