下半身は冷えてるのに、顔や脇は汗ダラダラ‥
一駅の通勤でも着替えないといけないほどの汗…
更年期の代表的な悩みの一つが「ホットフラッシュ」です。
どうにかして治したい!
と思って調べてみると、女性ホルモン治療、サプリメント、漢方などなど…さまざまな「ホットフラッシュ対策」がスマホのおすすめに出てきますよね。笑
どれを選べば良いのか?
自分に合った方法はなにか?
わからない方も多いと思います。
そこで今回は、ホットフラッシュ対策に人気の「更年期の漢方」について、メリット・デメリットをお伝えしていきます。
3分ほどで読めますので、ぜひ読んでみてください。
更年期にホットフラッシュが起こる理由
更年期について日本産科婦人科学会では、以下のように定義しています。
閉経前の5年間と閉経後の5年間とを併せた10年間を「更年期」といいます。
そして、この更年期におこる不調が更年期障害ですよね。
イライラ・疲れ・太りやすいなど色んな不調がありますが…中でも多いのが「ホットフラッシュ」。
「ホットフラッシュ」とは、上半身ののぼせ、ほてり、発汗などが起こる、更年期障害の代表的な症状です。
なぜ更年期になるとホットフラッシュが起こるのか?
原因は大きく2つあります。
①女性ホルモンの分泌量が急激に減り、カラダのバランスが乱れる
②ストレス(刺激)により、カラダの臓器がダメージを受ける
順番にみていきましょう。
①女性ホルモンの分泌量が激減しホットフラッシュが起こる
さきほど書いたように、更年期は閉経の前後約5年ずつの10年ほどを指します。
閉経前の卵巣では女性ホルモンがたくさん分泌されています。
しかし…更年期になると卵巣で女性ホルモンが分泌されなくなる!
カラダの中の司令塔「自律神経」は、更年期に入っても女性ホルモンがこれまで通り分泌されると思って動きつづけます。
すると何が起こるか?
自律神経が「女性ホルモンを分泌して!」と指示を出しても、思い通り分泌できません。
結果、自律神経が乱れてしまいます。
自律神経は、カラダのコントロール係。
心臓を動かしたり…血圧を上げたり下げたり…汗を出すのも自律神経の仕事!
ですので、更年期になると、
●女性ホルモンの分泌量が減少
↓
●自律神経が乱れる
↓
●(不調の一つとして)ホットフラッシュが起こる
と、いうことが起こってしまいます。
②ストレスで副腎がつかれてホットフラッシュが起こる
更年期は、慢性的にストレスをうけやすい時期だと言われています。
加齢に伴うカラダの変化・家族をめぐる役割の変化・社会的立場の変化など、更年期の女性は負担が多く慢性的なストレス状況をもたらす
※昭和学士会誌「更年期障害と更年期に好発する精神疾患」より
ストレスというと、マイナスな出来事からうけるイメージですよね。
ですが実際は、「ストレス=カラダがうける刺激」です。仕事・子育て・介護など、さまざまなイベントがある更年期は常に刺激を受けていると考えてください。汗
では、ストレスとホットフラッシュの関係はなにか?説明しますね。
ストレスから身を守るために必要なのが「副腎(ふくじん)」という臓器でつくられるホルモンです。
ストレスの多い更年期はほぼ100%、副腎がクタクタになっている「副腎疲労」が起こっていると考えてください。
そして副腎には、、、
◉自律神経と関わりが深い
(副腎が疲れると自律神経にも影響する)
こんな特徴がある!
つまり、、、、
●更年期にストレスをうける
↓
●副腎疲労が起こる
↓
●自律神経が乱れる
↓
●ホットフラッシュが起こる
と、いうことが起こります。
ここまでをまとめると、、
ホットフラッシュが起こるのは自律神経の乱れが大きな原因」
更年期は「①女性ホルモン減少」「②ストレスで副腎疲労」ということがおこることで自律神経が乱れてしまうというわけですね。
ちなみに…話
じつは副腎は女性ホルモンをつくる場所でもあります。
更年期に副腎をケアすることで、女性ホルモンの分泌が安定します!
(副腎は、更年期にとってカギとなる臓器なんです!)
ホットフラッシュ対策に漢方は効くのか?
ホットフラッシュの原因はわかりました。
ここからは、更年期のホットフラッシュに漢方は効果があるのかみていきましょう。
更年期の不調改善によく用いられる漢方。
そもそも「漢方」とはなにか?
漢方は、中国や日本で古くから使われている伝統的な医療の一つ。漢方の基本を以下にまとめてみました。
<漢方ってなに?>
漢方の歴史的背景
漢方は約2000年前に中国で始まりました。古代の中国の医師たちは、自然の中で見つけた植物や動物、鉱物を使って病気を治す方法を研究していました。それが漢方の始まりです。その後、日本にも伝わり、日本独自の漢方薬が発展しました。
漢方の特徴
漢方の目的は、カラダ全体のバランスを整えること。漢方の材料となる「生薬」は植物や動物、鉱物などの自然素材から作られています。自然な力でカラダを正常な状態に戻そうと働きかけます。
漢方・サプリメント・お薬の違い
漢方薬:
自然の素材(植物、動物、鉱物)を組み合わせたもの。カラダ全体のバランスを整えることを目指しています。
サプリメント:
特定の栄養素を補うためのもの。ビタミンやミネラルなどが含まれています。
一般的なお薬:
特定の症状を緩和するためのもの。成分が化学的に合成されています。
漢方の一番の特徴は、カラダ全体のバランスを整えることです。
例えば…
頭痛を改善するときに、一般的な薬では頭痛を解消する効果のある成分が合成されているのに対して、漢方はカラダ全体の調子を上げることで頭痛を改善するというアプローチをとります。
ホットフラッシュは、自律神経の乱れにより引き起こされる。つまりカラダのバランスが崩れることで起こるため、漢方の全体的なアプリーチを相性がいいと言えます。
<漢方のメリットまとめ>
全体治療:
カラダ全体のバランスを整えることを目指しているため、根本的な改善が期待できます。
自然素材:
自然の素材から作られているので、カラダに優しいことが多いです。
一方で、、、、
漢方にはデメリットが2つあります。
①即効性がない
漢方はカラダ全体のバランスを整えることを目指しているため、効果が現れるには時間がかかることがあります
②個人差が大きい
漢方は約250種類の生薬から、体質に合わせて調合します。効果には個人差があるため、誰にでも効くとは限りません
とくに、②はしっかり覚えておきたいポイントですね。
市販の漢方薬は、多くの方に効果があるように調合されています。
本来漢方は「体質に合わせて調合される薬」ですので、自分のカラダに効果のある漢方薬を見つけ得るのが難しいかもしれません。
参考:
・厚生労働省 e-ヘルスネット「更年期障害」
・ツムラ漢方「更年期障害と漢方薬」
・日本東洋医学会「漢方製剤の記載を含む診療ガイドライン」
ホットフラッシュと更年期サプリメント
今回は「ホットフラッシュと漢方について」の記事ですが、なかには更年期サプリメントも気になっている方もいるのではないでしょうか?
先ほどあったように、サプリメント=特定の栄養素を補うためのもの です。
更年期にかしこくサプリメントを補うことで、ホットフラッシュが改善できるとオアディスワンは考えています。
かしこく、というのは具体的に、「更年期の原因を知る」ということです。
ホットフラッシュは自律神経の乱れで起こりますよね。
「自律神経をととのえる」というと、それこそ漢方薬でカラダの全体を体質改善する、ことをイメージしやすいとおもいます。
ただ、、、
先ほどお伝えしたように、更年期に自律神経が乱れる原因には【副腎疲労】が大きく関わっています。
で、あれば!
副腎を集中的にケアすることで、科学的なホットフラッシュ対策ができると考えられます。
副腎をケアするには【抗酸化】一択です。
オアディスワンではホットフラッシュ対策として、抗酸化サプリメントをつくりました。
(「更年期のための」サプリとして、抗酸化力が高いのはもちろん、更年期に疲れやすい肝臓と副腎に栄養素が届くような設計になっています。)
ホットフラッシュ対策には、漢方・更年期サプリメント・女性ホルモン治療など…いろんな方法があります。
それぞれに特徴があり、アプローチがちがいますので!
しっかり理解して、じぶんに合った方法で更年期のカラダをサポートしてくださいね♪
まとめ
さいごに、今回お伝えしたことをまとめます。
●ホットフラッシュが起こる原因は2つある
①女性ホルモンの分泌量が急激に減り、カラダのバランスが乱れる
②ストレス(刺激)により、カラダの臓器がダメージを受ける
●漢方の目的はカラダ全体を整えることなので、カラダ全体をコントロールする自律神経の乱れを改善させる効果が期待できる。ゆえに、漢方はホットフラッシュ対策におすすめ
※漢方のデメリットは、即効性が期待できない・じぶんに合う漢方を見つける必要がある、という点。
●ホットフラッシュの自律神経の乱れには、副腎疲労が大きく関わっている。副腎ケアには抗酸化物質をとることが重要なので、サプリメントで補うのもおすすめ
どうだったでしょうか?
何よりも大事なのは、ホットフラッシュが起こっている原因。また更年期のメカニズム、をよく知ることです^^
更年期専門店オアディスワンでは、お客様それぞれのカラダのお悩みを改善する方法をいっしょに考えています。
興味のある方はぜひ、サイトをのぞいてみてください♪