
はじめに
「夕方に耐えられないくらいの眠気が襲ってきて…」
「仕事のデスクには眠気対策のクッキーやキャンディーが詰まっている…」
「ときどき『これって病気じゃないのか?』って思う…」
夕方の眠気については私たちオアディスワンのお客様からも、そんな声をたくさん頂きます。
(このwebマガジン「オレンジさん」は体質改善ブランド・オアディスワンが発行しています)
そこで今回は!
『更年期と夕方の眠気』の関係についてまとめたいと思います。
この記事を読めば、
◎夕方眠い人は太りやすい体質の可能性がある
◎夕方眠い人は夜中に何度も目が覚めている可能性がある
◎夕方眠い人はパン好きな可能性がある
ことの原因と対策をしっかりと理解することが出来ます。
前田晴代
この記事を執筆しました!
体質改善専門店オアディスワンプロデューサーの前田晴代です。
今回の内容は、オアディスワンの提供している「体質改善プログラム」でじっさいにお伝えしている内容でもあります^^
5分で読める記事になっていますので、勉強してみてください♪
更年期の人が夕方眠くなる理由とは?
結論から言います。
特に更年期の人が夕方眠くて仕方がなくなる理由があります。
(1章を読んでいただければ「夕方眠い」が更年期だけに起こることではないことがわかります)
それは、、、ストレスです。
まず、更年期というのは45歳〜55歳くらいの年齢を指します。
閉経の前後約5年ずつの10年くらいを更年期といいます。日本人の平均閉経年齢は50.5歳のため、一般的には45~55歳頃です。
みなさん、、、
この年齢というのは人生の中でも「特にストレスが多い時期」だと思いませんか?
会社では、、、
役職や地位も上がってたくさんの責任を一身に背負い込むことが多いと思います。上司からは大きな仕事を任されてプレッシャーを受けます。一方で、部下からはさまざまな悩み事の相談を受けて業務時間外の対応が増えたりします。
家庭では、、、
子育てでは、中学受験、高校受験、大学受験、と、終わることのない教育問題の時期に重なります。塾や学校で行われる模擬試験の偏差値に一喜一憂する日々です。場合によっては、親の介護問題なども発生しているかもしれません。
つまり、45歳〜55歳くらいの年齢である更年期の時期は私たちの人生の中でも、
◎得に大きなストレスを抱える時期
と、呼ぶことができると思います。
前田晴代
私もまさにいま、娘の反抗期vsじぶんの更年期 でストレスまみれです。。笑
ストレスが多いと私たちのカラダはどうなるか?
一番の変化は、
◎ストレスで脳がエネルギー不足になる
ということです。
脳の唯一のエネルギー源は「糖質」です。つまりエネルギー不足の脳は「著しい糖質不足」に陥ります。ストレスが多いと脳が糖質不足になるんですよね。
エネルギーが足らない!
糖質が足らない!
そう思った脳はカラダに「もっと糖質を脳に送れ!」と指令を出します。
どうやって脳に糖=エネルギーを送るか?
方法は2つあります。
一つは、糖質が高くて血糖値をすぐに上げるようなものを食べること。
もう一つは、アドレナリンを分泌させて血糖値を上げること。
前者はかんたんに想像できますよね。
皆さんが夕方眠いときどんな食べ物に手を伸ばしますか?
チョコレート!
キャンディー!
クッキー!
ですよね。これらはいずれも血糖値をスグに上昇させる「GI値」の高い食べ物ばかりです。
つまり、、、
あなたのカラダは脳からの指令によってチョコレートやクッキーに手を伸ばしているんです。決してあなたの意志が弱いからではないんです。
後者は、例えば夕方眠いときに、手の甲をつねってみたり、目の下にメンソレータムを塗ってみたり、カラダに刺激を与えて眠気をどうにかしようとすることが当てはまります。
眠いときに椅子から立って背伸びやストレッチすることとかも、それに当てはまります。
カラダに刺激を与える
↓
刺激に反応してアドレナリンが分泌される
↓
アドレナリンは血糖値を上げる
こんなメカニズムが起こっています。
では、、、
エネルギー不足で眠くて仕方がない脳の指令に応じてカラダが血糖値を上げると何が起こるのでしょうか?
◎日中血糖値の乱高下(血糖値スパイク)
が、起こります。
医学的には「血糖値スパイク」と呼ばれるこの症状、近年ではNHKスペシャルなどでも特集が組まれ認知が広がってきました。
血糖値スパイクとは、
・日中の血糖値が乱高下する
・食後に血糖値が急激に下がる
・夕方や睡眠中に血糖値が急激に下がる
ことを指します。
【エビデンスまとめ】
●血糖値スパイクとは、食後の短時間に血糖値が急上昇し、また正常値に戻るという症状。
●この状態を放置すると「糖尿病」に発展する
そうです。もうお分かりですね。
皆さんが「夕方眠くて仕方がない…」とお悩みの理由はこの血糖値スパイクです。
そして、、、
この血糖値スパイクを引き起こしているのが、前述の「ストレスが多い脳のエネルギー不足を解消する2つの方法」です。
ストレスが多い
↓
脳がエネルギー不足になる
↓
糖質が多いものを食べる
or
刺激を与えてアドレナリンを出す
↓
血糖値が急上昇する
↓
(繰り返し)
↓
日中の血糖値が乱高下する癖がついてしまう
という流れです。
まとめると、、、
夕方眠くなる人の原因は血糖値スパイクにあります。
特に更年期の人はストレスが多いですのでストレスによる脳のエネルギー不足を解消するために、血糖値を急上昇させる生活を送っている可能性が高いです。
そのため血糖値スパイクになりやすい。
また、更年期以外の方、特に更年期前の若い世代の方々でも、ストレスの多い生活を送っている人は血糖値スパイクの症状になる可能性が高いです。
夕方眠いと「3つの体質」の変化が起こる
ここで、、、
この記事のタイトル、
『夕方眠くて仕方がない人は「パン好きで太りやすい体質」の可能性がある!更年期の人必見の対策TOP3』
を少し考えてみましょう。
夕方眠くて仕方がない
↓
その人はパン好きである
この理由はもう分かりますよね。パンは小麦製品です。そして小麦製品は極めてGI値が高い食品です。血糖値をあっという間に上昇させるので血糖値スパイクになりやすいんですよね。
同様に記事タイトルの『更年期の人必見の〜』の部分の意味もわかりますよね。
更年期はストレスが多い
↓
ストレスが多いと血糖値を急上昇する生活を送りがち
だから血糖値スパイクが起こりやすい。
もちろん更年期以前の若い世代の人たちもストレスが多い生活を送っている人たちは血糖値スパイクになりがちです。例えば、働き盛りの30代の男性は血糖値スパイクである可能性はとても高いです。
では、、、
記事タイトルの『「パン好きで太りやすい体質」の可能性がある!』の、
◎太りやすい可能性がある
というのはいったいどういうことでしょうか?
これももちろん血糖値スパイクに関係しています。
解説していきますね。
まず、甘いものやGI値が高いものを食べたり、アドレナリンが分泌されたりすると血糖値が上がります。
上がった血糖値は下げなければいけません。
(血糖値が上がったままだと糖尿病と同じような状況です)
血糖値を下げるために分泌されるのが「インスリン」です。
ところが!
このインスリンは血糖値を下げるだけでなく様々な働きをします。
インスリンの働きで更年期太りに大きく関係しているのが、
◎糖を脂肪に変える
という働きです。
皆さん、、、
どうですか???
衝撃の事実ですよね。
血糖値を下げる働きをするインスリン。
ところが!インスリンが出過ぎると食べた糖をダイレクトに脂肪へ変えてしまうんですよね。
【エビデンスまとめ】
●食後に血糖値(血液中のブドウ糖濃度)が上昇すると膵臓からインスリンが分泌される
●インスリンによりブドウ糖はグリコーゲンや中性脂肪に合成され蓄えられる
つまり、
甘いものやGI値の高いものを食べる
アドレナリンが分泌される
↓
血糖値が急上昇する
↓
血糖値を下げるためにインスリンが分泌する
↓
インスリンが糖を脂肪に変える
ということです。
血糖値スパイクは日中にこのような血糖値の上がり/下がりが何度も起こっている状態です。普通なら分泌される必要のないインスリンが大量にカラダじゅうに溢れていることになります。
皆さん、もうお分かりですね。
これが記事タイトルにもあります『夕方眠くて仕方がない人は「パン好きで太りやすい体質」の可能性がある!』の、太りやすい体質の原因になります。
前田晴代
ストレスまみれの更年期はとくに、カラダが血糖値を上げようとする。
血糖値を上げるのに手っ取り早いのがGI値の高いパンってことなんです…(無性にパンが食べたくなるのはそういうことなんですよね)
《コラム》
このwebマガジン「オレンジさん」を発行しているのは体質改善ブランド・オアディスワンであることを冒頭にお伝えしました。
オアディスワンでは1週間でダイエット/代謝アップを目指す「入門編・食べるファスティング」プログラム7daysが人気です。このプログラムはまさに、このような太りやすい体質を根本的に解消することを目指して設計されています。
プログラム中の7日間で血糖値スパイクを改善することにより血糖値を下げるために分泌されるインスリンのそもそもの量を減らします。
血糖値スパイクが改善されて糖を脂肪に変えるインスリンの総量が減れば、自然と太りやすい体質が改善され、代謝が上がった「太りにくいカラダ」が出来上がります。
「忙しい更年期の自分でも1週間で集中的に取り組めるのが嬉しい!」
とご好評をいただいています。
以下のページにプログラムの内容を詳しく説明していますので、
✔︎夕方眠くなった頃から太るようになった
✔︎おやつは少ししか食べていないのに太りすぎている
✔︎更年期になって2kg以上太った
このようなチェックリストに思い当たる人は是非ともプログラムの説明を読んでみてください。体質改善のヒントが見つかるかもしれません。
夕方眠いを解消して更年期太りから抜け出す3つの方法
お待たせしました。
「夕方眠くて仕方がない」理由がしっかり分かったところで、、、
私たちオアディスワンがおすすめする3つの解決法をご紹介します。
どれも皆さんの毎日の生活ですぐに取り入れることが出来ることですので!
ぜひぜひトライしてみてくださいね^ ^
①午後のカフェインを控える
カフェインはアドレナリンを急上昇させます。前述したようにアドレナリンで血糖値が急上昇すると血糖値スパイクの原因になりますし、結果としてインスリンが大量分泌して「太りやすい体質」の原因になります。
②午後の小麦製品を控える
小麦製品は前述のようにGI値が高いことが知られていますが一説によると「小麦に含まれるグルテンには中毒性があり何度も食べてしまう」と言われています。
一度ならず何度も!食べてしまって血糖値を上げるんですよね。
「朝食はパン」という習慣の方も多いと思います。せめて昼食と夕食、それから午後の間食では「小麦製品を抜く」っていうことにトライしてみてください。
1週間も続けるとかなり!体調の変化が実感できると思いますよ。
【エビデンスまとめ】
●グルテンには中毒性がある
●グルテンを多く含む小麦には「アミロペクチンA」という血糖値を上昇させる成分が含まれている
③夜食と寝酒はNG、空腹で眠ること
私たちのカラダで一番エネルギーを使うアクションは何だと思いますか?
呼吸?
勉強?
睡眠?
違います。答えは「消化」です。私たちは消化に膨大なエネルギーを使っているんですよね。
一方で、睡眠時に私たちのカラダは疲労回復や新陳代謝を活発にします。大谷翔平選手が「毎日10時間以上の睡眠をとることにこだわっている」ことは有名ですよね。
(参考記事:働く人が心がけたい快適な睡眠(9月号)/中部電力健康保険組合)
夜に睡眠につくときにお腹の中に食べたものが残っているとエネルギーが代謝ではなく消化に使われてしまいます。
睡眠中の新陳代謝や疲労回復が半減してしまいます。
寝酒も同様です。
大量にお酒を飲んで眠るのは「眠っているのではなく気絶しているのと同じ」と私たちオアディスワンはお客様にお伝えしています。
20:00以降の食事や夜食を控えてみましょう!睡眠までの血糖値が安定しますので血糖値スパイクの改善にもおおいに貢献します。
まとめ
今日は『夕方眠くて仕方がない人は「パン好きで太りやすい体質」の可能性がある!更年期の人必見の対策TOP3』についてお伝えしました。
さいごに、簡単にまとめますね!
夕方に眠くて仕方がない理由は血糖値スパイク。日中の血糖値が常に乱高下しているので夕方と睡眠中の血糖値が著しく低くなるのが原因です。
血糖値スパイクの原因は高GI値の食事。血糖値の急上昇→急降下を起こします。特にパンやパスタなどの小麦製品や白砂糖はGI値が高いです。
血糖値の急降下の際にはインスリンが大量に分泌されます。インスリンは糖を脂肪に変える働きがあるので、これが「太りやすい体質」の原因になります。
血糖値スパイクを解消するためにオアディスワンがおすすめする方法は3つ。
①午後のカフェインを抜く
②午後の小麦製品を抜く
③20:00以降の夜食と寝酒をやめる
です。
オアディスワンでは「1週間で体質は変わる」とお客様にお伝えしています。
「ライザップのようなずっとストイックな食事改善は無理…」
って思う人も、
「1週間なら短期集中でなんとかなるかも!」
って頑張っていただけるみたいです^ ^
「40代の太りやすい理由」などの人気ページもたくさんありますので!ぜひぜひオアディスワンのトップページものぞいて見てくださいね!
<体質改善ブランド・オアディスワンとは>
大阪市のトップランナー認定や理化学研究所のコンテスト受賞など科学的エビデンスに裏打ちされた体質改善プログラムやサプリメントは人気のヘルスケアブランド・オアディスワン。
「今ある習慣をこれに置き換えてみては?(or this one「替わりにこれはどう?」の意味 )」がブランドコンセプト。webサイトには診断ツールがたくさん!