回復のためのアミノ酸「L-グルタミン」とは?【科学的な3つの特徴】
特徴①:周術期の栄養管理でも研究されてきた
手術などの大きなストレスが加わると、カラダでは傷ついた組織の修復や免疫反応が活発になり、L-グルタミンの需要が高まります。
L-グルタミンは、腸の粘膜細胞や免疫細胞が活動するためのエネルギー源として利用されるため、周術期の栄養管理における役割が研究されてきました。
特徴②:成長ホルモンの分泌との関係が研究されている
成長ホルモンは、睡眠中などに分泌され、筋肉や組織の修復に関わるホルモンです。成長ホルモン自体はアミノ酸から作られるたんぱく質ですが、L-グルタミンなどを材料にして作られます。
1995年の研究では、L-グルタミンを2グラム摂取したあと、一時的に成長ホルモン濃度が上昇したことが報告されています。
L-グルタミンは、カラダの修復に関わるたんぱく質代謝を支え、成長ホルモンとの関係も研究されている"注目のアミノ酸"です。
特徴③:エネルギーの貯蔵庫「グリコーゲン」の再合成に利用される
グリコーゲンは、ブドウ糖を肝臓や筋肉に蓄えておく仕組みです。いわば、疲れたときに使うための「エネルギーの貯金」にあたります。
L-グルタミンは体内で代謝され、その一部がブドウ糖を作る経路に入り、グリコーゲンの再合成に利用される可能性があります。激しい運動後を調べた研究では、L-グルタミンの摂取によって筋肉へのグリコーゲン貯蔵が促されたことが報告されています。
《まとめ》
L-グルタミンは、単に筋肉を作るためだけのアミノ酸ではありません。
手術や激しい運動などでカラダに大きな負担がかかったときに需要が高まり、免疫細胞や腸の細胞の活動、たんぱく質代謝、グリコーゲンの再合成などに幅広く利用されます。
つまりL-グルタミンは「消耗したカラダが回復へ向かうための代謝を支えるアミノ酸」と表現できます。
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