酷暑の大汗で起こりやすい3大トラブル【科学的な説明】
トラブル①:筋肉がこわばり「ぎっくり腰」の引き金に
大量に汗をかくと、水分とともにナトリウムなどの電解質が失われます。電解質は、神経から筋肉へ指令を伝え、筋肉を収縮・弛緩させるために欠かせません。
水分や電解質が不足すると、筋肉がつったり、こわばったりしやすくなります。そこへ、冷房による冷えや疲労、急な動作が重なることで、腰の筋肉を痛めるきっかけになることがあります。
※大汗だけでぎっくり腰になるわけではありませんが、筋肉のコンディションを崩す一因になります。
トラブル②:汗を放置すると「酸っぱい臭い」が発生
かいた直後の汗は、基本的には強い臭いを持っていません。しかし、汗や皮脂を皮膚に長時間残すと、皮膚にいる細菌がそれらを分解します。
その過程で、脂肪酸などの臭い成分が生まれ、酸っぱいような体臭を感じることがあります。酷暑では汗の量が増え、衣類の中が高温多湿になるため、細菌が増えやすく、臭いも強くなりがちです。
つまり、酸っぱい臭いは「汗そのものの臭い」というより、汗・皮脂と皮膚の細菌が関係して生じます。
トラブル③:疲労が抜けず「朝起きられない」
暑い環境では、体は汗を出し、皮膚の血流を増やしながら体温を下げようとします。この体温調節にはエネルギーが必要です。
さらに、大汗による軽い脱水や、寝苦しさによる睡眠の質の低下が重なると、夜に休んでも疲労が十分に回復しにくくなります。その結果、朝に強いだるさが残る、目覚めが悪い、起きても頭が働かないといった状態につながります。
暑い時期の「朝起きられない」は、単なる寝不足だけでなく、脱水や熱疲労が残っているサインの場合もあります。
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