酷暑の強烈な紫外線が脂肪肝となって現れるのはなぜ?【3つの科学的な説明】
脂肪肝の原因① :暑さによって酸化ストレスが増えやすくなる
私たちの体内では、呼吸やエネルギー産生に伴って「活性酸素」が発生しています。活性酸素は本来、体を守る働きにも関わりますが、増えすぎると細胞や脂質にダメージを与える「酸化ストレス」につながります。
暑さによる身体的なストレスが続くと、体内の酸化と抗酸化のバランスが乱れやすくなることが報告されています。肝臓は、栄養素の代謝や不要な物質の処理などを担うため、酸化ストレスの影響を受けやすい臓器の一つです。
脂肪肝の原因② :暑さが脂質の代謝バランスに影響する
肝臓は、食事から摂った脂質を分解したり、全身で利用できる形に変えたりする「脂質代謝」の中心となる臓器です。肝臓に入ってくる脂質と、消費・排出される脂質のバランスが崩れると、肝臓に脂質が蓄積しやすくなります。
基礎研究では、継続的な暑熱ストレスが肝臓の脂質代謝に関係する遺伝子や酵素の働きに影響し、脂質の蓄積や代謝の乱れに関与する可能性が示されています。
脂肪肝の原因③ :食事・睡眠・運動の乱れが重なりやすい
暑い季節には、冷たい麺類や清涼飲料などに食事が偏り、糖質の摂取量が増えることがあります。一方で、食欲の低下によって、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどが不足する場合もあります。
さらに、暑さによる睡眠不足や外出機会の減少は、生活リズムや身体活動量の乱れにつながります。肝臓の健康状態には一つの要因だけではなく、体重、食生活、運動不足、飲酒、睡眠など、複数の生活習慣が関係します。
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