更年期　痩せる

原因①：更年期に起こる消化器系のトラブル

更年期は家庭や仕事が原因のストレスがおおい時期です。また、更年期になると起こるカラダの変化もストレスの原因になります。私たちのカラダはストレスを受けると「交感神経優位」という状態になります。更年期は「ストレス→交感神経優位！」がとても頻繁に起こります。そのため、交感神経をコントロールしている自律神経が乱れてしまいます。自律神経は私たちのカラダの消化吸収もコントロールしています。ですので結果として、更年期のストレスによって自律神経が乱れ、自律神経の乱れから消化器系にトラブルが起こって、食欲不振や消化不良につながるというわけです。

原因②：タンパク質不足から胃の粘膜が弱っている

特に更年期の女性はタンパク質不足に陥りがちです。私たちの胃の内側、粘膜の部分はタンパク質が材料です。ところが厚生労働省によると、女性が一日に必要なタンパク質の摂取量は50gとされています。特に更年期は、タンパク質でアドレナリンやコルチゾールという神経伝達物質をたくさんつくらなければいけません。つまり慢性的なタンパク質不足の状態ですので、胃の粘膜の材料にまでタンパク質が足りなくなります。結果として、タンパク質不足により胃の粘膜が弱くなってしまって、少しの刺激で胃がトラブルを起こして食欲不振に陥ってしまうわけです。

更年期痩せにおすすめの３つの対策

更年期で痩せてしまう人へのおすすめは３つあります。1つ目、乱れた自律神経を整えること。科学的に証明されている自律神経を整えるための方法は「良質な睡眠」をとることです。リラックスして睡眠につくのがおすすめです。2つ目、毎回の食事で少しずつでもタンパク質を摂りましょう。胃の前膜の材料であるタンパク質は"摂り貯め"できませんので毎食の摂取が必要です。3つ目、生野菜をたくさん食べて「生の酵素」をカラダに入れること。生の酵素は消化酵素として消化を助けてくれますので、胃の負担を軽減して胃のトラブルを減らせる可能性があります。