起立性調節障害
タンパク質や鉄の効果
【専門家が解説】
「朝になるとベッドから起き上がれない」
「立ち上がるとフラフラしてしまう」
「午前中は頭がぼんやりして使い物にならない」
このような症状が続いている方、もしかするとそれは「起立性調節障害」かもしれません。
そして最近、起立性調節障害の背景にある“隠れた原因”として、「タンパク質」と「鉄分」の不足が注目されています。
この記事では、体質改善の専門家オアディスワンが、起立性調節障害と栄養(特にタンパク質と鉄)の関係について、わかりやすく解説します。
※参考:コルチゾール研究 ストレス―健康の研究に向けて/井澤 修平
※ストレスに負けないセルフメンタルヘルス/厚生労働省
※参考:ストレス | e-ヘルスネット(厚生労働省)
※参考:副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)症候群(医療法人美健会)
※参考:ストレス | e-ヘルスネット(厚生労働省)
※参考:副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)症候群 | ルネスクリニック東京
※参考:ストレスホルモン「コルチゾール」と副腎の関係 | 小西統合医療内科
起立性調節障害は「副腎ホルモン」の乱れが関係?
起立性調節障害は、自律神経の切り替えがうまくいかず、血圧や血流の調整ができなくなることで、以下のような症状を引き起こします。
*朝、なかなか起きられない
*立ち上がったときに立ちくらみがする
*午前中は倦怠感が強い
*頭痛や集中力の低下がある
こうした症状の背景には「副腎の疲れ=副腎疲労」が関係していることがあります。
副腎は「コルチゾール」「アルドステロン」などのホルモンを分泌する臓器で、わたしたちのカラダを活動モードに切り替える役割を担っています。
その副腎ホルモンを作るためには、ビタミンやミネラルと並んで、タンパク質や鉄分が欠かせない材料となるのです。
タンパク質と鉄が“朝の不調”に効く理由
タンパク質はホルモンと神経の材料
タンパク質が分解されたアミノ酸は、以下の働きに使われます。
◎副腎ホルモン(コルチゾール、アルドステロン)の原料
◎神経伝達物質(セロトニン、ドーパミン)の材料
◎免疫細胞や筋肉、血管の構成成分
特に、、、
朝の「活動スイッチ」が入らない起立性調節障害の方は、副腎ホルモンや神経伝達物質が不足している可能性があるため、材料であるタンパク質の補給が効果的とされます。
鉄分は“酸素を運ぶ”エネルギー源
鉄分は血液のヘモグロビンに含まれており、身体中に酸素を届ける役割があります。
鉄が不足すると、、
◎脳に酸素が届きにくくなり、頭がボーッとする
◎筋肉に酸素が運ばれず、疲れやすくなる
◎自律神経の働きが鈍くなる
結果として、、、
朝の不調、立ちくらみ、疲れやすさなど、起立性調節障害の症状が出やすくなります。
こんな人は「鉄とタンパク質」が不足しやすい
*成長期の子ども
*月経のある女性
*ダイエット中の方
*食が細く、肉や魚をあまり食べない人
特に思春期女子や更年期女性は、慢性的な鉄不足になりやすく、放っておくと「鉄欠乏性貧血」や「隠れ貧血」に発展することもあります。
まとめ | 起立性調節障害とタンパク質や鉄の効果とは?
起立性調節障害のような朝の不調や立ちくらみには、目に見えない「栄養の偏り」が隠れていることがあります。
特に、副腎ホルモンや神経の材料であるタンパク質と鉄が不足していると、カラダが正しく働かず、慢性的な不調につながってしまいます。
◎ホルモンを整えるタンパク質
◎酸素を運ぶ鉄分
◎それらをサポートするビタミン・ミネラル
これらを“カラダの中にちゃんと届ける”ことが、体質改善の第一歩です。
「朝がつらい」を放置せず、今日から一緒に見直していきましょう。
タンパク質や鉄に注目した起立性調節障害サプリおすすめ TOP3
タンパク質や鉄に注目した起立性調節障害サプリ選びのポイント
- ホルモンや神経伝達物質の材料となるタンパク質を十分に含んでいること
- 女性や成長期の子供に多い鉄不足に対応できる配合になっていること
- 吸収を助けるビタミンCや補助成分が組み合わされていること